《きっと 笑える日が来る》

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コラム

30代、仕事と子育てに忙しくしていた頃、身内が完治しないと言われる病になった。
その病気だとわかった瞬間、思考が停止し何も考えられなくなった。夢遊病者のように車を走らせて家に帰り、泣きながら夫に話した。
『背筋が凍る』とか『胸がつぶれる』と言うけれど、例えじゃなくて、ほんとにそうなるんだと思った。
身内が入院してしばらくたった頃、
『それで、、どうなった?』と心配してたずねてくれた人がいた。
何も言葉が出ず、ただ 涙が流れるだけの私を見て、『今はまだ、しゃべれないな、、』と、黙って泣かせてくれた。
『うちの奥さんが 同じ病気の弟がいる人だから、一度話してみませんか』と言ってくれた人がいて、お会いしたこともない奥さんと電話で話した。
『今はそう思えないと思うけれど、きっとまた一緒に笑える日が来ますから』
そう励ましてくれた。
『そんな日がほんとうに来るのかな、、』
奥さんの優しさが とてもありがたかったけれど、そんな日が来るとは思えなかった。
20年が過ぎた。
その間には、再びの入院もあり、心が苦しくなることもあった。
でも、今は、あの奥さんが言ってくれたように、ほんとうに一緒に笑うことができている。
自分に何かできた訳ではないけれど、時がたって、また一緒に笑えるようになった。
中島みゆきの『時代』が好き。
でもまだ カラオケで歌おうすると 胸がつまる。
今はこんなに悲しくて
涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔には
なれそうもないけど
そんな時代もあったねと
いつか笑える日が来るわ
あんな時代も
あったねと
いつか笑って 話せるわ
だから 今日は
くよくよしないで
今日の風に 吹かれましょう
『きっと笑える日が来る』
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