Webサイト改善に加えてチラシ改善のご相談が増えてきました

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ビジネス・マーケティング
寒さが厳しくなり、年末年始の過ごし方や、受験の話題が増える季節となりました。私のもとにも、年末年始に向けたウェブサイト改善のご相談に加え、チラシ改善のご相談が届くことが増えました。
チラシに関して、私が感じている昨今の動きを、メモしておきます。

見かけがよいチラシより、中身があるチラシ

かっこいいイメージ写真や、目立つフォントを使った「見栄えだけが良いチラシ」よりも、中身を意識したチラシが増えてきました。
「どんな人に向けたチラシか」「どんな悩みが解決できるのか」をわかりやすいところに書くとか、チラシを呼んだ人向けのお得なオファー(割引券など)をつける、という基本的な工夫がちゃんとなされています。
チラシに関して勉強している経営者の方が多いのでしょう。これからチラシを作成する人にとっては、ライバルが増えるという面もあります。

新聞の折り込みチラシに関して

新聞を取っている人、折込チラシまでチェックしている人は、年齢がある程度高いか、専業主婦・定年退職後などで時間がある人のことが多いです。
たとえば学習塾や子供服関係のチラシを、ご高齢の家庭に届けても、反応が薄くなるのは、仕方ないことかもしれません。

タウンメールやタウンプラスなど

郵便局のサービスです。最近、知名度が上がってきているのを感じますね。

WebサイトやSNSとの連携

チラシが届くタイミングは「チラシを受け取る人が、商品やサービスを欲しているタイミング」とは限りません。「今はいらない人も、いつか必要なときに思い出してほしい」という工夫がされているチラシが増えました。
そのための工夫の1つとして、WebサイトやSNSを案内して、「いいね」「友だち登録」「フォロー」などをしてもらう方法があります。このようなチラシを配るときは、「WebサイトやSNSに抵抗感のない客層を狙ってチラシを配る」ということでしょう。

配布回数とエリアの工夫

立派でゴージャスなチラシが1回だけ配布されるよりも、チラシそのものは素朴であっても、一定の期間を置いて、繰り返し配付されるチラシのほうが、印象に残ります。
業種・業態にもよりますが、予算のことも考えて、配布エリアを絞り込み、配布回数を増やすほうが効果はよいようです。

情報量が多すぎるチラシも

チラシには多くの情報を掲載したくなりますが、あまりにも多くの情報が掲載されていて、読みづらい・伝わりづらいと感じるものも、まだまだ多いです。
詳細な説明はWebサイトや、実際のお客様とお会いした際でもできるので「もっとも伝えたいことが伝わっているか」を確認し、それ以外の情報はそぎ落とす、引き算の発想も大事でしょう。

説明とメッセージの違いが曖昧なチラシ

「誰に向けて」「何を伝えたいのか」が曖昧なまま、自社サービスの説明だけがかかれているチラシも、まだまだあります。
説明ではなく「○○な人へ、◇◇という情報を届けます」というメッセージを強く打ち出したほうが、チラシの効果が出やすいことの方が多いです。

受け取った人が行動を起こしやすい工夫を

学習塾や不動産業、FPさんなど「まずは悩みを相談してほしい」という業種の方ほど
「どうやって相談すればいいのか?」
「何を相談すればいいのか?」
「無料相談ではどこまで応じてもらえるのか?」
などを明記し、チラシを受け取った人が迷いなく行動できるように工夫しましょう。
「相談したい! でも、どうすれば相談できるのか分からない……」と感じるようなチラシでは意味がありません。まず起こすべき行動は、メールなのか電話なのか、LINE登録なのか……明記しましょう。

おわりに

自宅に届くチラシを見て「チラシについて勉強した人が作っているな」「こういう工夫の仕方があるんだな」と思うことが増えました。
チラシの質を高めることも大事ですが、配布の方法、タイミング、配布エリアなど、他にも考えなければいけないことがたくさんあります。
私も、しっかり勉強していこうと思います。


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