キングダムシーズン5 政はユダヤ人?

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オラオラ系ヒーロー、車騎星・天南星&天将星なキングダムの信。アニメの第五シーズンが始まり、北斗の拳チックな世界観を、子供に隠れてアマゾンプライムで毎週楽しみに見ています。

信の親友ってことになっている、始皇帝の政って、歴史上は謎が多い。
始皇帝が中華を統一したのは、紀元前221年。
陰陽五行説は、この中国春秋戦国時代に派生して発達したと言われているので、当然始皇帝もこの学問の有益な部分は使っていたに違いない。

 日本算命学の歴史の説明だと、祖は鬼谷子ということになっているけど、この鬼谷先生から教わったという縦横家・張儀が紀元前309年までの人で、もう一人の弟子・蘇秦も生まれたのが紀元前382年あたりとされているので、もしその通りだとしたら、中華の統一の時には、算命学は成立からもう150年くらいは経っていることになっていて、これが体系として確立して、一子相伝の有益な学問として吸収されていったほどのものならば、時代としては、このキングダムの時代には軍略や政治に使われた考え方だったかもしれない。

 しかし、私が思う鬼谷子というのは、実際は伝説が語るように、一人の先生のことを指したものではなかったんじゃないかと思う。
 当時、シルクロードを行き来していた遊牧系の人々の中で、そういう知識知恵を持って伝承していた部族とか一族とか組織がどこかの地域にあって、それをあたかも一人称のように指して「鬼谷」先生、としていたんじゃないかと思う。だから、名前は残っているけれど、張儀や蘇秦たちの作り話と言われたり、この実在がいまだによくわかっていない形になってしまうのではないか。
 そして、遊牧民たちは実学を重んじていたので、役に立つものであれば、他の土着の儀式や知識の中で有益なものを織り交ぜて、自分達のものにして取り込んでいった。
 そうしたものが色々とシステマチックに使われていた中で、その一部が算命学の源流の考え方になったのではないかと思う。

 そして、面白いことに、実は始皇帝はユダヤ人だったという説がある。
キングダムを見るとわかるけど、のちに始皇帝となる政(せい)の母は、前王が皇太子の時に、商人・呂不韋から当時の皇太子に差し出された、呂不韋の妾だった。
 そして、皇太子に嫁いだ時には、すでにお腹の中に呂不韋の子がいて、その子供が跡を継いで、秦王朝の皇帝になった、というふうに書かれた資料が残っていて、始皇帝の風貌は、歴史書の記録によると、鼻が高くて、胸が盛り上がっていて、漢民族の風貌ではなかったという。

 キングダムの華・不思議な術を使うキョウカイちゃんのモチーフは、羌族だと言われてるけど、その羌族の風習の中には、イスラエル的なものがいくつも残っているのだそう。そして羌の字のなかに羊が入っているように、元は羌族は遊牧していた民族が定住したものだという。実際、遺伝子検査をしても、羌族から29?パーセントくらい(正確な数字は忘れた)のイスラエル由来の遺伝子が出るんだとか。ちなみに日本人はもっと多くて、YAP遺伝子は40パーセントの日本人から検出されるらしい。だから、イスラエルから、失われた10支族の生き残り認定を受けている。言葉にもヘブライ語に共通項があったりするのは、この羌族も同じなんだそうだ。

 で、中国の学者によると、当時のシルクロードを行商していた人たちのほとんど多くが中東からのユダヤ人商人だったそうで、元々呂不韋がシルクロードとの交易で大成功した大商人だったことを考えても、呂という苗字がユダヤ人に関係した苗字だったことを考えても、呂不韋はユダヤ人だったのではないか、という説が言われているのだ。

 だからもしも、始皇帝の父が呂不韋であるならば、始皇帝の風貌がまさに彫りの深いユダヤ人的な風貌であったという表記とも一致する。
 誰が本当の父親だったのか、もうDNA鑑定すればわかる時代にはなっているものの、始皇帝の墓自体はもうあらかた発掘され終わっているのに、いまだに始皇帝の墓は開かれていないそう。

というのも、始皇帝の墓を暴いたら、水銀が溢れるほど流れ出てきて墓あらしが死ぬ仕組みになっているとかいう記述が歴史書にあり、実際に機械で近辺の水銀濃度を測ると異常な数字が出てくることから、貴重な遺跡を壊してしまうのを恐れて、手が出せないのだという。
まさに、インディ・ジョーンズの世界!w

 水銀っていうのは、昔、薬としてよく使われてたしろもので、秦の始皇帝や前漢の武帝は道教の煉丹術をとりいれ仙丹を作らせていて、そのせいで、始皇帝は50歳で死んでしまう。皮膚がかさつき高熱をだし、精神異常になったという。当時の権力者は国を続かせるために、永遠の命を持とうとし、不老不死の薬と信じた水銀が含まれるものをみんなが飲んでた。だから、唐の皇帝21人のうち6人は水銀中毒だったと言われてる。

 そして日本の密教の父祖である空海が大陸から持ち帰った知識の中には、こういうシルクロード由来の秘儀的な術がたくさんあって、やっぱり高野山の近辺には水銀の鉱脈がたくさんあったり、真言宗の霊場の近くからは水銀が出る場所がある。水銀を意識して、寺を建ててるみたいです。

 というのも水銀、砒素を含む薬は空海がいた長安では流行していて、仙人になれるとか、不老不死になるとか、考えられていて、空海自身も服用していた。水銀の背景にどんな思想が隠れていたのかは、大学でもっと調べてみないとわからないけど、歴史的には、水銀が使われていた期間はかなり長い。


 つまり、紀元前221年には、すでに使われていた秘術(実際は毒だけど)が、その後900年以上たった、774年に生まれた空海が成人して唐に渡った時もなお、薬として同じような価値を持って使われ続けていたわけなので、つくづく大陸の秘儀と日本の秘儀のつながりの強さというのを痛感する。
 歴史とはすなわち、伝達を追うこと、というキーワードがここでも生まれてくる。(仏教系の学者のやっていることは、壮大な歴史の伝言ゲームのルートや思考過程を明らかにすることだったりする。)

 ということは、直接に算命学ではなかったかもしれないけれども算命学と同祖の学問の秘儀周辺も、おそらく皇帝だけに使われていたわけではなく、やっぱり同じように時間をかけて、シルクロードの商人(ユダヤ人)たちを通して広がったり、密教寺院で学ばれたり、いろんな経由でちょっとづつ何かが日本に伝播していた可能性は高いと思う。
 修験道の人たちが使っていた術は、詳しい人に言わせると、ルーツはシルクロード由来できたヒンズー教、って言っていたのを聞いたことがあるけど、陰陽師が使ってきた呪(しゅ)も、密教のさまざまな秘儀も、その由来が何か、表の世界に出てくることは、今までもほとんどない。
 もっとアカデミックな目線で、こういうことをまともに調べる人はいなかったのだろうか。

 このように、なんでそれを信じてきたのか、受け入れてやってきたのか、何にも知らないのに、当たり前のように受け継いできたものが、日本にはたくさんある。この歴史ミステリーを解く必要がある。

 だから、2025年にやってくるという災害で多くのものが壊れてしまうとしたら、歴史的に辿れるものが何も無くなってしまうような地殻変動は本当に困る。今ですらよくわかっていないのに、痕跡が消えてしまったら、日本人の精神文化のルーツって、この先、どうやって辿ればいいんだろう。
 新しい時代は歓迎だけど、一方で、自分達が何者だったのかを知らないまま、次の時代を迎えられるの?という考えも浮かんでくるのだ。

 キングダムのキャラクターは黒髪のアジア人が結構多く描かれてるけど、その中に混じって碧眼の人や金髪の人、中東やインド人みたいな人が大陸には、もっともっといたことを、日本の多くの人たちは知らない。
 シーズン5では紀彗(きすい)がやっぱり西洋人風の風貌で描かれているけど、実際、そういう人たちは始皇帝の時代、中東から内陸アジアを経由して、あの時代、いっぱい中華に流れ込んでいたんだよね。

 私たちは、隣のアジア大陸のことを驚くほど知らない。
でも確実に中華を経由して、内陸アジアや中東やヨーロッパとも繋がっていたんだよね。決して、孤立した島ではなかったんだってことだと思う。
 なんか、歴史は習ってきたはずなのに、肝心なことで知らないことがたくさんあるよね。

チベットに行ってみたい、と思って、旅行社のコーディネーターさんの事前講座みたいなのにも出てみたんだけど、やっぱり、めっちゃ酸素が薄いそうなんだよね。高山病の恐ろしさを聞いて、富士山の過去のイタイ記憶を思い出して、自分には永久にいけない場所なんじゃないかと落ち込みもしたけど、できる中でやれることをやっていこうと、春に向けて、もっと独自調査を進めるべくアポイントメントを取ったりと、色々セッティング中です。

 ただ、それを知りたい。それだけで突き動かされているだけだけど、なぜそこまでやってしまうのか、自分でもわからないけど、知りたいんだよねぇ。












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