寿命を占うことはできないんですよ

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道志村のキャンプ場からいなくなったみさきちゃん。彼女の骨と断定できるだけのものが集まったということで、私は昨日から落ち込んでいます。
なので今日は、内観的なブログになります、ごめんなさい。

この失望感や喪失感は、並木さん的な視点からはイリュージョンだということも理解はしている。自分で選択している感情なのだということも。

これが3次元を生きる、ということそのものなわけなので、今、私はもちろん落ち込まないという選択もできる。でも実際、何の役にも立たないかもしれないけれど、今日1日だけでも、みさきちゃん親子に気持ちだけでも寄り添ってあげたい。そんなこっちの一方的な思い。そして、思い切り落ち込んでから、また上がって次の次元に行こうと思うんだ。

 警察が進展を見せない焦りもあってか、占いや霊視を生業とした人たちにも、みさきちゃんの失踪は衝撃をあたえてて、自分ができることでみさきちゃんを探そうとした人たちも結構いたみたい。動画を見たり、ブログ記事で、失踪にまつわる霊視結果や占い結果を目にすることがあった。
 もちろんそのなかには算命学でそれをやろうとした人も居たんだけど、...気持ちはわかる。でも、算命学で居場所を特定することも、現状を測ることもできないのは、あなただって、わかってるだろ・・。
って、読みながら思ってしまった。
今、いきてるか死んでるかっていう判定を出したり、あの時何が起こったのかを算定しようとしたり、みさきちゃん、たったひとりだけの宿命でみるとしたら、算命学では可能性ですら割り出せない。そんなの無理だ。
算命学でできることは、3次元に直接影響をもたらす、かかわった人間の意識のエネルギーの残骸をたどって、プロファイリングしていくことだけだから。

そして算命学には、人の生死を占ってはいけないという厳しい掟がある。
もちろん寿命が危ない時期を技法としていくつか出すことはできる。しかし、それを占って伝えた時点で相手の生きる意識が消えてしまえば、鑑定士が人の寿命を変えたことになる。
人の寿命をいじることは、大罪だ。
自然な寿命は、その人の生き様が決めることだからだ。
我々プロファイラー(鑑定士)は、魂の選択を尊重しなくてはならない。

同じ生年月日で生まれても、その周りの環境との関係性の中で、それぞれの魂がどのような選択をし、体験を選んで進んでいったのかは、ひとりひとりが違う。宿命という制限された枠の中でも、人の存在だけ無数のストーリーがあるということ。だから、何月生まれはこう、とかオレンジを食べると吉、とかいうような形では、(本物の算命学ならば)女性雑誌に一般化して書くことができない。

今回の死にまつわることで言えることがあるなら、算命学には自然淘汰という現象がある。
 この世では、殺人にしろ、災害にしろ、事故にしろ、偶然ということは全くない。そして一般に算命学では、自分の宿命を生かしていない人がそういうところに引き寄せられるといわれている。

スピリチュアルでは、並木さんは、こう言っていた。
殺人のカルマを背負った人は、ひとりひとりの体に、そのカルマにちなんだ体の部位に的のようなものが現れる。無差別殺傷事件とされる事件で、犯人が刺すのはその的なんだと。そういうものがない人は、そういう場所に行っても、事件に巻き込まれることはない。って。

 以前、上野に娘をバレエにつれていったとき、外の席で待たせていた娘がどうも異様な感じがするといって、駅前のレストランで一人、半ばパニックになって落ち着いて席に座っていられなかったことがあった。
 帰宅後、ニュースを見たら、わたしたちがいたその20分か、30分前に駅構内のATMで無差別にひとをさしまくった男性が警察に捕まったことが報道されていて、ああ、同じ時間、その現場近辺に自分たちはいたのか、と驚いたことがあった。自分はいつも通りに通り過ぎたけど、娘は過敏にキャッチして反応していたのだと思う。でもその時の自分にはなんてことのない日常だった。
きっと、同じ空間で次元の違う宇宙にいたから、ほぼ同じ時刻に現場にいながら、出くわさなかったし、気がつかなかったのだろう。

 しかし、天冲殺では、ちょっと事情が変わる。
この時期は、普段自分の生きている次元とは違う次元に迷い込むことがある。
例えば、某有名な飛行機事故の時。
名簿から算定したら、搭乗者の過半数以上が、なんと天冲殺であったという。
あの飛行機にのるはずだったけど、急にダメになったひと。
逆に、空席があったのでラッキーとその便に乗って亡くなった人、事故直前の選択が運命を分けた。
 無意識レベルでは、そういう形での死に魂が合意したという瞬間だ。

 みさきちゃんの失踪したとき、みさきちゃんにとってのあの日は、天冲殺の月で、天冲殺の日だった。いつもとは違う意識次元になっていた。
いつも通りのつもりが、誰でもふと判断を間違いやすい時だ。
 自分でその異常さがよくわかっているからこそ、わたしも、こどもの天冲殺のとき、年はもちろん、月も非常に気をつけている。
一人にはしない。子供が判断を間違えて、事故や怪我を起こしやすいからだ。
 そしてその時はなるべく親がそばにいて、子供自身の意見の尊重ではなく、親のまっとうな意見を押し通すようにしている。子供任せにはしない。

でも、天冲殺を知らないし、まさかそんなことがおこるとは、普通の親だったら思いもよらないはず。
だれもが普通の日常として、その日を受け止めたはずなのだ。
それに、みさきちゃんと同じ生年月日で生まれたからといって、全ての子供がそうなる訳ではない。自分自身の魂の歴史や、戦争で亡くなったり、事件や事故で亡くなったりする場合は、祖先からの因縁が関わることが多々ある。

 なんにせよ、みさきちゃんにはみさきちゃんの魂のテーマがあった。
彼女はどんなテーマを持っていたのだろうか。
 それを知ることによって、死因が何であれ、彼女の魂が合意した死という結末を、少しでもわたしが尊重できる気持ちを持てるように.....迷ったけど、自分のために彼女の宿命をちょっと見てみた。他人の死をネタに仕事にしたくはないけど、かいつまんで、その宿命を見た感想だけ話す。

とても厳しい宿命。3歳のときから、普通に自分を生きるのが本当に大変。
なんでこんなに揉めてるんだろう?おかしなことが起きてるんだろう?って。矛盾の只中に置かれている。そういう環境にいつもいて、でもそんななかでも、みさきちゃんはお友達やきょうだいをとても大切に思って生きてきた。
 だから、みさきちゃんのこころ残りは、きっと残されたお姉さんに対する思いだと思う。お姉ちゃんがなんとか幸せになれるように、自分のせいで悲しまなくて済むように、とそう心から思ってる。
 車騎星・牽牛星で行動的、頭が良く龍高星ならではの、未知のものへの好奇心を持っていたみさきちゃん。友達思いで世の中のひとに何かしてあげようとする気持ちで動く子だったと思う。

13歳までなんとか生き延びて、頑張れたら、そのあとがだいぶ違ってたかもしれないけど、この大運で始まり、この宿命では、自分で自分の肉体を守るのは非常に難しかった。あまりに自分の日支を壊しにかかるものが多すぎて。
この宿命をもったまま、その先を生きるのも大変だった。
自分には、ちょっと無理かもしれない。
だから、迷った挙句、一気にこのことで人生のテーマを解消しようとする決断に至った可能性が高い、ということが宿命からは読み取れる。

でも重ねていうけど、これはみさきちゃん以外の家族がどう生きてきたのか、その祖先はどういう生き方をしてきたのかということも重ねて発生して起きていることだから、彼女と同じ生年月日だからといって同じことが起こる訳じゃない。

 ただ、もし彼女と同じ2012年5月13日のお子さんがいるのなら、お子さんが自分を表にだすことができないくらいのプレッシャーの中で生きているということを親側が察して、自分から見えてる子供と本当のこの子はちがっているかもしれない、という疑いをもちながら、周りから常に気配りしてあげてほしい宿命だとは思う。そして、13歳をこえるまでは特に気をつけて、心と体をしっかり守ってあげてほしい。

 あの日、みさきちゃんと一緒にキャンプに行くことになった家族たち。
もしかしたら、自分の子供だったかもしれない。
もし、自分が気がついていたら、とかいろんな思いがよぎるだろうと思う。
ボランティアで捜索した人たちも、個人的に一家に関わった人たちも。
なぜ、あの日、見知らぬもの同士でキャンプにいくことが決まったのか。
これだって、偶然ではない。
この人たちも含めた全員が、ある時点にこの件を通して自分の人生を生きると決め、その全員でつくりあげた人生の出来事であり、構成する全ての人たちがソウルメイトだからなんだ。

ニュースや報道で外側から状況を知らされている自分もその一人でもある。
そう思うと、自分も過去生のどこかでこどもを失っているのかもしれないなぁと思う。なにか重たいエネルギーを手放していく必要性が、いまあるってことなのかもしれないと思う。
自分と関わりのないエネルギーは自分に中に引っかからないからだ。
 みさきちゃんの存在が、自分の中のなにかを浮き彫りにしてくれたのかもしれないと思うんだ。

みさきちゃんの宿命は、人生の目的を表す星が、守る星。その星は、外の社会に向けて止まる。そして、自分よりも下の世代の未来のために、とむかう星。
この地球での人生を、社会のため、未来の子供のため、自分と同世代の仲間の幸せを目指して、生まれたみさきちゃん。

ああ、そうか、みさきちゃん、それをやったね。
まさに、決めてきた人生をまっとうしきったね。
私を含め、社会の人はみさきちゃんの人生を通して、いろんなことを感じ、葛藤し、教えられたよ。もっと子供を守る必要性があるって、自覚させられたんだ。そして、これからの未来の子供達は、みさきちゃんのおかげで、今よりもずっと守られることになるよ。
 みさきちゃん、全体や個人の義のためになら、自分の自身の身を挺することすら厭わない車騎星主星のあなた。
最後にあなたらしい大きな仕事をやりましたね。

あなたの愛に涙が止まりません。
ただ、ただ、涙だけが溢れます。
ほんとうに、本当にどうもありがとう。

実学算命学Jemmyでした。































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