コーチングに150万円と3年間を投資した女が書類通過率8割以上、内定者続出の就活メンターになった話 #3 就活メンター誕生

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2019年秋、何気なくFacebookを見ていると、こんな広告を目にする。

「学生向けの就活メンター募集」

これまでの経験からしてわたしがこの広告に食いつかないわけがなかった。

即、連絡を取り、概要を聞いた。

システム登録料を払えば学生に就活向けの講座を提供することができる。
スキルアップをすることで学生のメンターをすることができる。

メンター、これならコーチングで学んだことを活かしながら違った目線で学生をサポートできる。
まずはこのシステムに乗ってみることにした。

それから数ヶ月、わたしがメンターとして登録していた会員種別が終了することになった。

このシステムを利用してメンターになるには、有料の資格取得をしなければならないと。

またローンを組むか…。今度は36万円。
決して安くはないが、学生のサポートができるからと、受講をすることに決めた。

授業はマンツーマンで行われた。
内容はすでにいい大人となった自分には当たり前のことばかりで、いい意味で学ぶのに苦労はしなかった。
これがe-ラーニングだったら続かなかったかもしれない。対面だったから続けられた。そう思う。

5ヶ月後、試験は一発合格。晴れてわたしは、メンターとなる切符を手にしたのである。

とはいえ、資格商売というのは資格だけとって仕事が紹介されないということもあるらしい。

しかし、この会社は違った。
すぐに学生を紹介してくれた。
わたしは、夏に合格してすぐに2022年卒の学生3人を担当。
周りが内定を決めていく中、焦りの募る学生ばかりだったが、わたしのサポート後から全員全社書類通過を果たし、1ヶ月以内に希望の会社へ内定することができた。

さらに、資格を取る前から担当していた友人も受験した全7社中5社で書類通過。その中にはマスコミもあった。結局、ある会社から特別枠をいただき、その会社の内定を受諾した。

こうして、2022年卒、学生書類通過率8割以上を達成できたのである。
2022年卒学生の就職活動が一段落し、2023年卒のサポートを始めた頃、願ってもいないチャンスが舞い込んできた。

前年まで、代表が直々にやっていた有料研修を、試験に合格したメンターから選抜されたメンバーで行う、そしてそのメンバーが就職成功までずっとサポートできるというものだった。

わたしはすぐに飛びついた。

とはいえすぐになれるものではない。
動画学習をし、メンターを育てる先輩メンターの指導を受けながら、数名の仲間とともに勉強していかなければならない。
1期生の担当をできるまでに残された期間は1ヶ月。動画を見ようにも寝てしまう性質のあるわたしには酷だった。

試験当日まで試験内容は伝えられない。

でも本番、自分のやれることを精一杯だした。

結果は、一発合格!
このとき、15人が3グループに分かれて学習していたのだが、合格者は5名。わたしのグループからはひとりだけだった。
それぐらい厳しい評価だったと聞く中で、ありがたいことに、受験者の中でトップクラスの評価をいただいた。

わたしの居場所はメンターだったんだ…。
このときに初めて気づいた。

本番で自分がやったのは、気づきを与える問いかけや言葉の深掘りだった。これはコーチングで培ったものである。3年間の学びは決して無駄ではなかったのだ。

試験に合格したわたしは
まもなく、5名の学生と出会うこととなる。

彼女たちは、わたしの講義と並行して、チームでミッションをクリアしていく課題を行う。
わたしはその見守り係でもあった。

実は、学生と会う前に、わたしは、キャラをあえて変えて臨むことにした。

結構わたし自身が後輩たちに接すると、甘々になってしまい、楽しい雰囲気ばかりを追求してしまう傾向があるので、そうではなく、仕事モードの自分を表に出すことにした。

上司としてではなく先輩社員として、少し厳しい目で彼女たちを見守ることにしたのである。

そして、初めての対面の日。
もちろんコロナ禍なのでオンラインでの対面なのだが、彼女たちも緊張していた。
そしてわたしはもっと緊張していた。

厳しい言葉で後輩に接することなんて、今までになかったから。

わたしが伝えたことは
「この仲間たちのルール(グラウンドルール)を徹底的に守ること」
「仲間を信じ、自分を信じること」
「全員でクリアすること、リタイアはしてはいけない」

これだけ。

それでも問題は起こるもので…・

【続く】

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