【Access】ユーザビリティーについて

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IT・テクノロジー
Accessで作成したロケーション管理ツールです。Accessには見えないと評判です。

スクリーンショット 2023-08-30 065006.png

ちょっと見づらいですが真ん中に入力用のテキストボックスがあります。
それだけです。

商品コードをバーコードリーダーでスキャンすると、

スクリーンショット 2023-08-30 065050.png

ロケーション(商品を保管している棚の番地)が判明します。
ここで棚のロケーションバーコードをピッとスキャンすると番地を変更できます。
それだけです。

タブレットで使用する場合は、

スクリーンショット 2023-08-30 065328.png

右上の電卓アイコンを押すとこのように切り替わります。


ロケーションを登録、確認するためのツール。それだけなのでこのようなインターフェイスになります。システムらしい見た目は必要ありません。

システム屋などをやっていると忘れがちになるのですが、キーボード入力は人差し指二本で、という方もかなりいらっしゃいます。そういう方の場合、いろいろ画面に表示されているだけで「わからない」となります。マニュアルを読め、という話ではもちろんありませんね。

なにもできないシステムであれば、使用者はなにもしなくて済みます(理想的!)。しかしそれでは意味がないのでなんらかの目的のためになんらかの操作を要求します。選択肢が1個だったら、それをやるより他ありません。

こちらのツール、パートさんに使い方を説明したのは1分。その後の質問もなくさくさく利用していただいております(いまもたぶん)。



もう一つのユーザビリティー。検索結果画面にスピーカーアイコンがありますね。ロケーションを登録・変更できなかった、ヘンなコードをまちがって打った、などの場合は音で知らせます。

実際使用してみるとわかることなのですが、ロケーションに貼りつけたバーコード(本棚の一番上など)をスキャンするときはふつう、画面から目を離します。音で知らせないと登録・変更したつもりになって実際は、となる可能性があるのです。

音がうるさい、という方はミュートしていただきます。

基本的にツールやシステムはボタンの1つに至るまですべて利用者への押しつけだと考えています。いくら効率が上がると説明しても、人は現状を保ちたがるものです。いかに拒否反応を押さえ、なじんでいただくか。これもシステム屋の使命なのではないでしょうか。

これからも「人ありき」のシステムをこしらえていきたいと思います。
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