では似顔絵を描いてみましょう。

記事
コラム
まずいつもの僕の似顔絵の描き方です。

①お客様に一枚写真を用意していただきます。

(ここではこちらのこのお二方にモデルをやってもらいます。とある無料素材サイトのモデルの方です。)
22009242_m.jpg

②そしたら、まあできます。
イラスト3.jpg

ただ写真トレスをして色をつけるだけ、といえばまあそうですから。

テクニック、(と言うか気をつけたいところというか)があるとしたら──

人間の脳というのは写真を見るときは、遠近感を意識しないでも「当然そういうもの、あるもの」と見てくれています。
ですが絵になると、そんな甘え(?)が許されないのです。

例えば上のサンプルの写真では、僕らの優秀な脳くんは

(この男のお医者さんは、「口」の位置と「耳」の位置には、曲線を描いた遠近がある。つまり口は耳の位置より前にあるんだな)

ということを即座に判断します。
「写真から3Dにおこした場合の顔を想定している」のです。
優秀ですよね。
が、これが線画になると何故か人間の顔と分かってくれないのです。

そうなるとどうなるか。

全部平坦な紙に描かれた、ただの線に見えてしまうのです。(まあ、そうなんだけど。)
「遠いから小さく見える物」じゃなく、「小さいから小さい物」に早変わりするのです。
つまり横顔がなんか広い感じになる…というか正面に顔面パーツが集中してる感じになるというか…

恐れずに言うと…それ地獄のミサワ?って感じになるって言うか…

ちゃんとパーツの大きさは合っている。
だって写したんだから。
でも、できたものは、面白いほど地獄のミサワ。

なんでだよ!!

と自分で描いたはずなのに、ツッコミを入れたくなります。
でもまあ、そうならないいくつか方法があります。

①色を付ける際、なるべく写真に近づける。

これ自分で描いていると「おおおお、すっげーリアルだぜ〜」とこのスーパーリアルのテクニックにすっごい優越感が感じられていいです。
ただ、考えてみたら
「お客様がスーパーリアルなテクニックな似顔絵がほしいのなら、写真で良くない?」
という思いが拭いきれません。
オマケに「写真でよくね?」という他人の冷たい言葉の割には結構作業時間がかかるし…冷たいよな…人って…

ただ、そこまでやらなくても、アニメ塗りの手法は、脳に「この影ができるのだから、ここは側面ですよ!判るよね?」などという本当は影なんかないけど、影を付けた方が体のラインが判りやすいから付けるという一種のだましテクニックなので、僕は割と多様しています。
(今回の似顔絵の塗り方もそれです。)

②心持ち、色々な場所をスマートになるように手直しする。

いつも僕がやっている方法はこれですが、写真によっても違いますが、これが効率的だと思います。
特に首周りとさっき言った頬のスマート化は効果的。

長くなったのでこれでまた次回。
次回は多分
「90%→75%!!ここまで考えたが、ココララでまだ売れないので」
をやります(w

などと考えてココナラで売っています。


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