1.初めに考えてほしいこと
あなたはなぜ大学に行くのですか?
親が行けというから、皆も受験するから、ただ何となく。
色々理由はあります。
でも本来は、大学を卒業して良い仕事に就くためではないですか。
善かれ悪しかれ、日本の社会では、学歴はその後の生活に大きく影響してきます。
出身大学、学部によって、仕事の内容が変わってくるのです。
後悔しても、やり直しはできません。
そこまで考えていないという人もいるかもしれません。
しかし、受験前にちゃんと考えておくべきことです。
それは一生に関わることですから。
大学に行く意味が分かれば、志望大学や学部は自然に決まってきます。
2.やりたいことは何ですか
①やりたい仕事は決まっていますか
もうやりたい仕事は決まっている人は問題ありません。
この章は読み飛ばしてください。
まだ決まっていない人は今から考えてください。
②あなたは何が一番好きですか
一番好きなことに一生涯携われたら幸せだと思いませんか。
そんなの無理とあきらめてはいけません。
まずは夢を抱くことが大切です。
映画ですか、サッカーですか、それとも音楽?
俄然やる気が起こりませんか。
実例として私の息子を提示します。
彼は「漫画」が好きでした。
コミックス、ゲーム、アニメーションなんでもござれです。
一生漫画で暮らしていくつもりでした。
③自分に向いているのはどんな仕事でしょう
好きなことをやるとしたら、どの様な仕事があるかを調べましょう。
映画が好きな人の場合はディレクターの他、動画制作プロデューサーなどもあります。
サッカーならプロサッカー選手になれなくても、選手のプロモート会社に勤めることが可能です
同じくミュージシャンになれなくても、プロモーターにはなれます。
息子は自分で漫画を描く能力はありませんでした。
それで選んだ仕事が「漫画編集者」です。
当時はやっていた「重版出来」というコミックの影響もあったのでしょう。
3.希望する学部を選ぼう
①希望する仕事に就くためには
希望の仕事に就くために必要な学問は何かを調べましょう。
直接関係する学部があれば一番です。
そうでなくても、関連した学部はあります。
②学部選びの例
・教師になるには教育学部
・医師になるには医学部
・公務員になるには法学部
・銀行員になるには経済学部
・商社マンになるには商学部
・ライターになるには文学部
などです。
息子の場合は、漫画編集者の育成学部というのは流石にありませんでした。
彼は文芸学部のマスコミ学科を選んでいます。
4.志望大学を決めよう
①どんな大学があるのか調べる
学部が決まれば、それを設置している大学を選びだしましょう。
これは受験情報サイトにいくらでも載っています。
そして一つの学部でも多くの大学があります。
②第一志望校を決める
受験まで1年以上あるなら、偏差値の一番高い最難関校を目指してください。
やはり日本には学閥はありますから、
偏差値が高い大学に越したことはありません。
ランクを落とすのはいつでもできます。
また学部によって最高峰の大学は違います。
・法学部なら東大
・経済学部なら慶応
・マスコミなら早稲田
・理工学部なら東工大
などです。
息子は早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム科へ進学しています。
そして、大手出版社の漫画編集者として内定を獲得しました。
5.受験科目を確認しよう
大学学部が決まれば、受験科目は決定します。
3~5教科でしょうが、これは大学進学に際して必要な能力に対応しています。
・国語、英語:文章の読み書きの能力
・数学、物理、化学:論理的に考える能力
・生物、歴史、地理:記憶の能力
どの能力も不可欠なのはお判りでしょう。
6.受験勉強を始めよう
志望大学、学部、受験科目が決まれば、それに沿って受験勉強を始めましょう。
自分の夢をかなえるために努力あるのみです。