出逢いと別れ

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コラム
こんにちは。
たなか まり*心のナースステーション*です。

忙しく過ごしているうちに、あんなに暑かった夏もすぎ
朝晩は寒いくらいの季節になりました。

県外にいる高齢の母親が転倒し、ここ数か月で動けなくなってしまい
入院することになりました。
すると、数日で軽かった認知症が一気に進んでしまいました。

これまで、3時間ほどかけて
たびたび忙しい私の手伝いに来てくれていました。

でも、もう来ることは出来ないのではないかと思います。
携帯電話の着信も9月で止まったままです。

去年の今頃、月食を一緒に見たことや、
歩きにくくなった足でゆっくり散歩をしたこと。

小さい頃から今ままでのことが思いだされて、
数日は涙が出て止まりませんでした。

コロナの影響で面会も厳しい制限があります。

でも、この年まで母が元気でいてくれたことに感謝して
今は考えを切りかえようと思っています。

自分にできることを探そうと考えています。

人は出逢いと別れをくり返し、手に入れたものを少しずつ手放して
終盤に向かっていくのだろうと思います。

年老いた母が最期に教えてくれているのだろうと思います。

これまで、色々な方のご相談を受けてきましたが、
人にはそれぞれ辛いことや
悲しいことがありそれを引き受けて、
小さな幸せをさがしながら日々をすごしています。

みんな同じ仲間なのです。











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