子育てと仕事の両立は本当に大変。でも、救われた言葉。

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こんいちは。
たなか まり*心のナースステーション*です。


まだ子供がうまれて3か月のころのことです。
(今から29年程前のすごーーく昔のお話)


経済的理由と、病院の人材不足から子供を保育園に預けて仕事復帰しました。
(今は産休育休しっかりとならいと怒られますよね)

当時お世話になっていた、保育園の園長さん保母さんたちは、みなさん優しくて安心して預けられる環境でした。


入園準備として、赤ちゃんを預けるためには、お昼寝用の小さな毛布、着替えの肌着、ベビー服、ミルク、ミルクビン、オムツなど当時は色々買い揃えて持参しなければいけませんでした。(今はどうなのでしょう?)


それぞれにマジックで名前を書いていると、ふと悲しくなって涙が出てきました。
「こんなに小さい頃から子供を預けるなんて私何しているんだろ…。」


ですが、横でニコニコ笑う子供の顔を見ていると、
「こんなヘナチョコなお母さんじゃいけない。よし!頑張ろう」と切り替えようと思えてきました。


いよいよ登園初日 朝7時。

まだ、眠そうな子供を起こして着替えさせ、ミルクを飲ませて、今度は自分の
身支度。
結構大変 ふーーーーーーーって感じです。( ̄、 ̄)
(今、子育て真っ最中のママさんお疲れ様です。いつか終わりが来ますからね。fight!です)


やっとこさ準備完了となり、外に出てドアのカギを「ガチャッ!」としめたら…・

抱っこしている子供からにおうんです。
あらら「なんか臭いぞ?!」


オムツを触るとムニューっとした感触。
間違いなくウ○チです。


「何でこのタイミングなの@@@」
トホホ・・・。


また部屋へ逆戻りしてオムツを急いで取り替えました。


その後、別の日に同じことが結構何回もありました。
(みなさんないですか??)


今になって思うと、子供も出かけることやお母さんと離れることが、うすうす分かっていて、自律神経が刺激されて便意をもよおすのではないかなと思います。

何とか車の助手席に取り付けたチャイルドシートに乗せて保育園到着!


「よろしくお願いします」と若くて可愛い保母さんに子供を預けると、ニコニコして抱っこされています。

一安心。(*^-^*)

すぐに親子共々その生活に慣れました。


ですが、時折子供を送って病院に向かう車ですれ違う、歩道でベビーカーを押すお母さんを見ると、当時小児科で仕事をしていた自分に何となく罪悪感がありました。

「よそのお子さんの世話はできているのに、自分の子供は人に任せている」という後ろ向きな気持ちがぐるぐるして、切ない気持ちが押し寄せてくるんです。


産後の女性ホルモンの変化も私をネガティブにさせていたと思います。
その証拠に当時の写真は前髪が抜けてスカスカの状態でしたから、
やはりエストロゲンが関係しているのだと思います。



しばらく、そのネガティブな気持ちが消えずきつくなって、ある日勇気を出して一番ベテランの保母さんに打ち明けました。


すると、そのベテランの保母さんが「お母さん、子供たちはみんなここで仲良く楽しそうに遊んでいますよ。お友達もたくさんできました。だから安心してください。
子育てはどれだけ長い時間一緒にいるかより、たとえ短い時間でもどれだけ子供に愛情をかけてあげられるかですよ。いつも応援しています」と言って下さいました。
赤ちゃんのおもちゃ.jpg

その言葉にどれだけ勇気をもらい救われたかわかりません。

何十年が過ぎた今でも、その保母さんのお名前やお顔、エプロンの色まで
しっかり記憶に残っています。


こんな風に人には色々な時期があり、壁にぶち当たることがあります。
ですが、誰かの一言や思いやりで切り抜けることができます。

黄色花束 リボン.jpg

後から考えると「なぜそこまで悩んでいたのかな?」と感じるようなことも、
みんなその時は真剣で一生懸命なのです。


ひとりで抱え込むとパンパンに膨らんだ風船のようになってしまいます。

上手に空気を抜きながら少しずつ進んでいけたらいいなぁと思っています。






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