早いもので今年もそろそろ折り返し地点に差し掛かろうとしています。来月7月のかに座生まれの方向けに仕事運を占ってみました。どのような流れになるのかご覧ください。
・過去・・・節制(逆)
・現在・・・カップ7
・近未来・・・死神
・アドバイス・・・司祭
・周囲の状況・・・ペンタクル8(逆)
・障害になっていること・・・カップクイーン(逆)
・最終結果・・・ペンタクルナイト
このスプレッドを見て、カップとペンタクル、そして大アルカナのカードで占めれらていることが分かります。今回はここで補足のカード3枚もご覧いただこうと思います。
・補足・・・カップペイジ ・運命の輪(逆) ・世界
ここでもカップと大アルカナのカードが現れています。この補足カードは周囲の状況、障害になっていることのペンタクル8とカップクイーンの関係についての解釈の補足として引いています。
ここまで10枚のカードを引いていますが、そのうちの半数が大アルカナのカード、また特定の人物を表すコートカードが3枚と、これだけでスプレッドの大部分を占めることになりました。このことから、この時期のかに座の皆様にとってはとても強い運気の後押しが得られることが想定されます。
大アルカナに注目すると死神、運命の輪、世界が現れています。これまでの職場環境、仕事の手法、取り組み方など、大きく変化するような流れになるのではないかと思います。このように書くとすべてを失うようなネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、実際にはこれまで自分の中で「良し」としてきたものを疑い、修正、手放すことで、新たな仕事への取り組み方が得られる、といった「リニューアル」といったイメージが正しいように思います。
先ほど挙げたペンタクル8逆位置は「ルーティンワーク」または「意味の見いだせない仕事」といった状況を表しているようです。作業効率が上がらず、停滞気味な雰囲気が伺えます。カップクイーン逆位置は、その手にしたカップに蓋をしていることが表わすように「本心を見せない」「内にこもる」といった印象を与えます。また現在のカップ7は「迷走」を意味します。仕事のために良かれと思い試行錯誤を繰り返すものの、結果が伴わず、少し迷走気味な印象を周囲に与えているようです。
このように周囲との関係性は少しかみ合わず、ギクシャクした状況ではないかと思います。その状況を良い方向に向かわせるためには思い切った方向転換が必要だと思います。死神のカードは一見、恐ろしく、絶望的な印象を与えますが、そんなすべてを打ち消すような意味だけではありません。「破壊の後の再生」といった言葉で表せると思うのですが、何かを手に入れるためには、今、手にしている何かを手放し、その手を空にしておかなければいけません。この死神のカードにはそのような意味が込められているように思います。
アドバイスの司祭は「自分を信じること」を示しているようです。少しでも現状に停滞感を感じるようであれば、その直感に従って行動する。具体的にはこれまでの慣習だったり、考え方を疑い、何か可能性を感じるものがあれば、ためらわずに実行していただきたいと思います。そうすることによって最終結果のペンタクルナイトが意味する仕事の成果という「果実」を手にする状況が訪れると思います。
新たに起こす行動がミスを招いたり、仕事の進捗に支障が出てしまったとしても、それは良い方向に向かうためには必要なプロセスです。ぜひ留まることなく、行動していただきたいと思います。
・今月の1枚・・・子供
今回も全体の補足の意味でルノルマンカードから1枚引いてみました。現れたのは「子供」のカードでした。純白の衣装をまとい、花束を捧げ持つ姿はこの先の行く末を祝福してくれているようにも見えます。また子供ならではの「思いがけない着目点」や「純粋な探求心」といった意味もあると思います。様々な角度から現状を点検し、先入観に囚われない行動を取っていただきたいと思います。
またタロットカードの死神に与えられた数字は「13」です。この子供のカードにふられた数字も「13」です。この2枚には関連性があるように思います。子供の未熟さから手痛い失敗を犯すことも考えられますが、そのことを恐れず少しずつでも良いので、現状を前進させるべく行動していただきたいと思います。
以上、見てきたように7月の仕事運は少し動きのあるものとなりそうです。しかしここを乗り越えることで新しい展開が訪れると思います。ぜひご自分を信じ、前向きに過ごしていただきたいと思います。