運針してみよう!

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美容・ファッション
 あちこちに、運針の動画があるので、実際の動きはそちらを見ていただくとして。
 言葉にするとややこしいのですが、一つずつ分解してみましょう!
 和裁の基本なので、出来るようになっていおいて損はないです。洋裁でも使える技ですよ!

▶使用するもの

 針:四の二、四の三、四の四
 通常で、四の三を使用します。くけるときに少し余裕があるといいので、四の四を推奨していますが、手の大きさもあるので、標準的には四の三で大丈夫です。100均の針を購入して、いろいろ試してみると良いですね。

 指ぬき:指皮とも言います
 革製のものを丸く縫い合わせて作るものと、金属製のもの、指の当たるところが金属で補強してある市販のものと、いろいろありますが、金属製のものは、糸が切れやすいので推奨していません。が、あんまり生地が固いときは、糸を短くして、こまめに継ぐようにして、使うこともあります。皮だと、生地の硬さに負けて針がお尻から指に突き通ってくることがあります。


▶針の持ち方

 指先から1分針先を出して、親指と人差し指で挟んだら、指皮の当たるところに針を当てます。垂直・直角でなくてもいいのです。挟む指は、爪の先ではなく、指の腹です。

▶左手の持ち方

 左手で持つ手は、針先に対して、親指が垂直になるように持ちます。握りしめると布がしわしわになって、とれなくなるので、可能な限りふんわり持ちます。
 一般的な解説では、右手と左手の親指が向かい合わせになるように解説していますが、間違いではありません。どちらでもやりやすいほうでok。それだと安定する布巾(ぬのはば)が少ないので、ちょっとぶれると縫い目が曲がりやすくなります。

▶動かし方

 一般的には、右手の針を持つ親指と人差し指で布を手繰り寄せ、中指の指皮で針を押し出して進むように解説されていますが、針を動かすわけではなく、針は手の中で固定させているだけです。
 左手で持った布と右手のかけ針でバランスを取って、動かす左手で進んでいくイメージです。
 針を動かすと曲がります。針も縫い目も。
 指皮で押し出すと針が飛び出ます。

 左手で安定させた布を上げ下げして運針しますが、その角度で針目の出方を調節して、右手の指で針先を押さえてそれ以上出ないようにします。
 左手を下げたときは、右手の人差し指に針が乗っていますから、右親指で針先の出方をみてそれ以上進まないように押さえます。
 左を上げたときは、右の親指に針が乗りますから、人差し指を少し滑らせて、針目を固定。
 その繰り返しですから、指で手繰り寄せなくても進みますし、それほど疲れません。
 よほど硬くて分厚い生地なら、少し手繰り寄せなければ、針そのものが刺さらなかったりします。その時は右手の力を借りますから、右も疲れます。

▶かけ針を使おう!

 くけ台と引っ張り機です。引っ張り機をかけ針といいます。
 右手の外側、縫い目のど真ん中をかけ針に挟みます。左手で引っ張った時に、縫いたい線の延長でかけはりの挟む部分のど真ん中に合わせてはさみます。
 左手で引っ張ってぴんと張った状態で、針を指先で挟んで、針の後ろが指皮に当たる部分に当てます。
 使わないで練習してもいいですが、いずれ右手にたまった布を送るときに、かけはりにかかってたほうが、便利です。

 右手の中に、縫った布がたまっていきますので、左手で生地を引っ張ったまま右手で針の上を滑らせるように、右に送ります。

 以上
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