【就活】「研修制度はありますか」はNG?成長できる会社の見分け方

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ビジネス・マーケティング
消費財/化粧品メーカーでマーケティング職6年目のshunpeiと申します。
先日、新卒マーケ採用志望の学生向けの座談会に参加したのですが、こんな質問がありました。

「御社では、スキルアップのための研修制度はありますか?」

わかりますよ、わかります。。。僕も就活生のとき似たようなこと聞いてたから。。

この質問の意図としては、
「社会人になっても成長したい」→「教育、研修制度が整ってる会社なら成長できるに違いない」→「研修制度の有無を確認する」という流れだと思うのですが、年間勤務日数およそ115日間のうち、年に数日しかない外部の「先生」から学ぶ研修より、日々の実務を通して学ぶことの方がうんと自分を成長させてくれるなというのが、社会人を数年やっての感想です。

よくよく考えると大学生活においても、年に十数回ある座学の授業(研修より多い)よりも、バイト先での経験や、サークルや友達との実体験で学ぶことの方が、自分を形作ってることが多いですよね(事実、ガクチカを授業で習ったことをそのまま話す人はあまりいないはず)。

では、成長できる会社を見極めるにはどうしたらよいか?

そのためには、成長を左右する要素を洗い出して、それを検証する質問を考えてみましょう。
私が思いつく、成長を左右する要素を大きい順に並べると下記になります。

①周りの人(特に上司)が優秀か(頭が良くて、人間性もあるか)
②裁量があるか(若いうちからプロジェクトを主担当としてリードできるか)
③提案する機会がどれぐらいあるか

①周りの人が優秀か
転職してみて思うのですが、地頭や多少の学歴よりも、会社に入ってどういう教え込まれを若いうちから受けるかが、「仕事ができる人」になれるかの大部分を担っているなぁと最近思います。
たとえば、東大卒butゆるゆる企業5年目とMarch卒butハイレベルマーケ企業だと、圧倒的に後者の方が「マーケティングができる人」の可能性が高いです。
その意味で、就活というのは、「仕事ができる人から学ぶ機会」を勝ち取る戦いなのかもしれません。

もちろん、上司ガチャはありますが、何人か話をすればその会社の人の平均的なレベルはわかるものなので、面接官の質問の回答などを聞いて、ここら辺を検証してみるといいかもしれません。ただ、人事部の人にあまり根掘り葉掘りやってもあまり意味がないので(人事部も実際にその業務をやったことあるわけではない+人事部配属になる人は稀)、現場に近い社員と話す機会があれば、積極的に色々聞いてみましょう。

たとえば、
○質問に対してすぐに結論が出てきて(業務経験が長くすぐ回答が出る、)、理由を論理的に答えてくれる人
○回答自体が、予測してた回答を上回る人(これはかなりの精度で優秀な可能性が高いです)

これを聞きさえすれば大丈夫…という質問はありませんが、回答次第でこの点を仮説検証すると良いのかなと思います!

②裁量権
私が最近「成長したなぁ」って振り返って思うのは、「今まで先輩の下でやっていた規模のプロジェクトを、自分が主担当としてリードできるようになったとき」だと思います。プロジェクトをリードするって、全体を俯瞰しないといけないし、自分で考えて、自分で動いて、提案もしていかなきゃいけず、自分の軸を持って人を動かさなきゃいけないので、結構大変です。

大学生活にたとえていうなら、一年生のときサークルの先輩や友達と文化祭の出し物の出展とかをチームで手伝ったとこから、そのプロジェクトのリーダーとして、スケジュールを逆算して必要なものを洗い出して担当ごとに割り振ってこの人にアレを頼んで…と、いろんな人を巻き込みながらひとりで企画をまわすイメージがわかりやすいかもしれませんね。

逆に言うと、そういう機会がいつまでもなく、ずーっと先輩のサポートだったり、大きいプロジェクトの末端しか担当できないとなると、成長からは少し離れてしまうかもしれません。

なのでこれを検証するために、こんな質問をしてみましょう。
「御社では、たとえば入って1,2年目の〇〇職の社員さんは、どんなプロジェクトをリードされているのか教えて下さい」

③提案の機会
マーケティング職はなおさらかもしれないのですが、何かの企画を提案するときは、全身全霊といくらかの残業時間をかけて考えに考え、上司や偉い人に提案しては考えの至らなさを指摘されては撃沈するものですが(悲しい😢)、やはりその会社で上に上り詰めた人のフィードバックや考え方を、少しずつ自分の頭と同期していくことは、間違いなく成長の近道です。

質問対策をする中で、「あの人だったらなんて言うかな」と考えることはすなわち、その偉い人の考え方を同期し始めいている証拠。特にその相手が、部長だったり社長だったり、強い相手であればあるほど、頻度が多ければ多いほど、間違いなく成長します。(成長痛もあるとは思いますが…)

なのでこれを検証するために、こんな質問をしてみましょう。
「御社では、1,2年目の社員から部長などに提案する機会はありますか?」

まとめ
○成長できる会社を見極めたい→◎
○それを検証するための質問として研修制度の有無を確認する→△
○成長できる要素は何かを洗い出し、それが検証できそうな質問を考える⇒◎
○成長できる要素の例
①周りの人が優秀か
②裁量権
③提案の機会

ぜひ、上記にあげた「成長の要素」だけでなく、みなさんが考える要素を考え、それを検証するための質問をぜひ考えてみてください!

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それでは。
shunpei
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