「イヤなものはイヤだ」信念を最優先させた

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いつもありがとう(^o^)


誰でも、初めての仕事は「ヘタクソ」だったでしょ。

今は「ベテランさん」になっていたとしても
最初から上手な人って、少ないんじゃないのかな。

私は、国家資格、はり・きゅう・マッサージの資格を取り
親元を離れ、一人暮らしにあこがれて
熊本の地より、○○県の大規模な治療院に勤めることになりました。
※30年前の話です。

そこには、30名以上の施術者(鍼灸マッサージ師)がおり、
長い人だと、30年のベテラン施術者もおられました。

(気のせいか、「30」という数字が続いてるなー)

固定給などは無く、完全歩合制で
仕事をした分だけ収入に繋がります。

要は、皆、ライバルという図式です。

お客様(ここでは患者様)の立場で考えると
私のような「新米の施術者」に体を預けるよりも
「ベテランの施術者」に体を預けたいと思う筈ですよね。

30年もの経験値の差は大きいのですよ。マジで。

しかし、「運悪く」というのか
新米の私にあたるお客様も当然いるわけですよね。

経験値や技術では、叶いっこないと諦めた私が
★これだけは、譲れない!
★これだけは1番になってやる!
というのがありました。

それは、お客様のツラい症状を
少しでも軽く・楽にしてあげたいと思う気持ちは
誰にも負けないんだ!
という思いでした。

思っていれば、そうなるというものでもありませんが、
それしかなかったのです。

だから、その気持ちを大切に守り続けました。

ある日、来院されたご夫婦を同時にマッサージする
機会がありました。
※施術者が沢山いるので、複数人が同時でも対応可能

ベテラン施術者の先輩と私が担当になりました。

この時の、お客様の気分ってどうだと思いますか?

「なんか若い子じゃ、頼りにならないわねー」

「俺が(私が)ベテランの施術者に担当して欲しいわ」

「ベテランにあたれば『アタリ』。新米だと『ハズレ』。」

実際に、言われたわけではありませんが、
こういう空気がプンプン伝わってきます。

そこで私は、先程のことを思い出します。

お客様の症状を
少しでも軽く・楽にしてあげたいと思う気持ちは
誰にも負けないんだ!

です。

施術者の控室で、ベテラン施術者の先輩が私の耳元で
こう ささやき ました。

「5分、早く仕上げなさい!」

これは、「予定より5分短く終わりなさい」という
暗黙の命令なのです。

お客様は、同時に終われば気がつかない
とでも思っていたのでしょうね。

私は「はい。」とは、言いませんでした。
了解したことになるからです。

知らん顔をしていました。

残り時間5分になると
ベテラン施術者の先輩は、私に目で合図を送りながら
「時間だぞ。終わりなさい。」
と言ってるようでした。

私は、自分が未熟だと自覚していましたので
本来の時間よりも、5分長く施術しました。

先に終了されたお客様にとっては
同じ料金払ってるのに
10分も待たされるハメになったのです。

その10分は、とても長く感じられたようで
「今度頼む時は、あの若い子の方にする」
と言って帰られました。

当然、ベテラン施術者の先輩には、
後で注意を受けました。

「村八分」にあっていたように感じた時期もありました。

村八分[むらはちぶ]
定義
江戸時代以来,村落で行われた制裁の一。
規約違反などにより村の秩序を乱した者やその家族に対して,
村民全部が申し合わせて絶交するもの。
・仲間はずれにすること。

イヤなものはイヤだ

私は幼い頃から、
「イヤなものはイヤだ」とハッキリ言える性格でしたので
組織のルールではなく、自分の信念に従いたい派でした。

ここで私が貫いた信念とは、
ベテラン施術者の顔を立てることではなく、
お客様のツラい症状を軽く・楽にしてあげたいという気持ちを
最優先させた点です。

先輩から給料を頂いてるのでは、ありませんからね。

お客様が、料金を支払ってくださってる。

ここを見間違わないように意識していました。

と、ここまでは私の本業での話をしてきましたが
「ココナラ」では、どう考えたらいいのでしょう?

今、まさに、未熟で新米の私がここにいます。

今日もご機嫌です。

カズヤ

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