身の回りにあるすべてのものはあなたの心を映しています。
例えば、怒っている人を見るとすごく心がざわざわするとしましょう。
それはなぜか?
それは、自分の心の奥底に「怒り」の感情が眠っているからです。
奥底にあるのですぐには取り出せません。
しかし、確かにそこにある。
だから、取りだしたい。
でも、取り出せない。
これは、時に無意識レベルのお話です。
だから、自分では気づいていない。
そこで自分の心を他人に映すんです。
それによって、自分の心の中を見ます。
これを「投影」と言います。
他人を通して自分の心の内を理解しようとしているのですね。
これは、いわば他人を通じて学びの機会を得ているということです。
逆に人によっては、他人の怒りを気に留めない人もいます。
心の奥底に「怒り」を抱えていない人ですね。
取り出せない「怒り」を持っていないから、わざわざ他人に映す必要もないわけです。
不思議な話ですが、こんな風に考えると毎日は学びの連続になります。
自分に起こる全てのことは意味があると思えます。
当然、人生は充実したものになりますね。