組織の誤った判断はどのように起きるのか?

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皆さん、こんにちは!親子・人間関係のカウンセラー、山崎祐司です!

今回は前回の続きでなぜ組織が間違った判断をしてしまうのかを解説したいと思います。

人は個人の判断より集団、いわゆる組織の方が正しく合理的な判断ができるだろうと考えていると思います。

しかし、最近のビッグモーターやジャニーズの問題を見ているとなぜ真っ当な企業である組織が道を踏み外してしまったのだろうと不思議に思っている方もいるかもしれません。

その理由は色々ありますが、ざっくりいうと主に3つの背景があります。

①自集団の能力の過信
 自分たちは大丈夫という幻想や決めたことを最後までやり遂げるという集団の価値観に対する異常な信念です。「俺たちなら大丈夫!」という根拠のない自信が誤った判断を促してしまうのです。

②外集団への軽視
 外部の人間は何も分かってないと見下したり、そこからの忠告を軽視したりします。自分達こそが全てを分かっているというのは思い込みかもしれません。「自分の常識は他人の非常識」という可能性を組織全体が持っている可能性だってあるのです。

③疑問や批判の遮断
 自分たちに不都合な情報は、内容を都合よく歪めて捉えたり、異論を抑圧することで正常な判断ができなくなります。今世間を騒がせているビッグモーターやジャニーズはこの③に該当するかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。私たちは個人より集団(組織)で判断した方が安心するかもしれませんが、決してそうではありません。

本当に大事なのは周りの意見より「自分がどう思うか」なのかもしれませんね。

しかし、個人より集団の方が声が大きいのは事実・・・ではどうすれば組織の誤った判断を修正することができるのか・・・

次回はそのことについて解説できたらなと思います。

参考文献:眠れなくなるほど面白い社会心理学 亀田 達也 監修
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