人はなぜ組織に服従するのか?

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コラム
皆さん、こんにちは!親子・人間関係のカウンセラー、山崎祐司です!
今、世間を騒がせているビッグモーター問題・・・

 次から次へと問題が噴出していますが、なぜこのような大企業が数多くの不正を働いてしまうことになったのか・・・?

 実はこれも心理学的に理由があるのです。

 今回は
①人はなぜ組織に服従するのか
②なぜ組織が間違った判断をしてしまうのか、
③その対策はないのか
ということを3回に分けて解説していきます。

 そして、もし皆さんの職場や学校で不正が行われそうな時は私の記事が参考になってもらえると嬉しいです。

 知らないより知っている方が絶対に良いですから。

①なぜ組織に服従してしまうのか?

 皆さんはグループで何かを決める時に本心では違うことを思っているのに周囲に合わせてしまったことはありませんか?
 例えば、本当は家に帰りたいにも関わらず、周りがボウリングに行くことに盛り上がり、つい周りに合わせてしまった・・・

 これを「外面的同調」といいます。
 反対に周りの意見が正しいと心から思っている時は「内面的同調」といいます。

 また、外面的同調は服従行動においても機能します。特に人間は権力に対して服従しやすい生き物です。

 社長といった権力者は以下の5つの力を使って社員を服従させようとします。

・報酬を与えることで服従させる「報酬勢力」
・上司や先輩など目上の立場を利用する「政党勢力」
・相手の好意や敬意を利用する「参照勢力」
・その分野の専門家であることで服従させる「専門性力」
・相手に罰を与える権利を持つ「強制勢力」

 これら五つの力を利用されると例え善良な人でも組織の不正に手を貸してしまうのです・・・

 いかがでしょうか?とても恐ろしいですね・・・方法を知っていれば例え善良な人でも悪者に変えてしまうのですから・・・

 今回はなぜ人は組織に服従してしまうのかを解説しました。次回はその組織がなぜ間違った判断をしてしまうのかについて解説していきます。

参考文献:眠れなくなるほど面白い社会心理学 亀田 達也 監修
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