【50肩の治し方】痛い時は温めよう!夜の痛みで眠れない場合の治し方を、作業療法士がご紹介します

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「50肩の痛みは温めると良いの?」
 「50肩、温めるの?冷やすの?」
 「50肩の痛みが夜に強い、お風呂で温めるべき?」

など、悩みを抱えていませんか?

50肩の痛みは強烈で、特に夜は眠れないほど痛い場合もあります。
人間は普通、座っている時や立っている時に関節に負荷がかかり、痛みがでます。
しかし、人間の身体の中で肩だけは、寝ている姿勢で痛みが出るんです。
また、夜の痛みが長引くほど、肩の動きが悪くなるという報告もあります。
特に、肩の外旋(頭の後ろで手を組むんで肘を開く)と内旋の動き(帯を結ぶ・ブラジャーの操作)が難しくなると言われています。

早く夜間痛から開放され、ぐっすりと眠れるように、しっかりと対策をしましょう。

対策の1つは、温めることです。
この記事では、50肩の夜の痛み(夜間痛)の原因と、治し方(寝方、温め方)についてご紹介します。

「50肩の痛みや制限によるストレスから早く抜け出すための完全マニュアル」では、50肩の原因、症状、予後、治し方まで全てを動画付きで解説しています。是非、チェックしてみてください。

50肩の夜の痛み(夜間痛)の原因は?
50肩は、治っていく段階があります。
その段階とは、大きく分けて「急性期」と「拘縮期」と「回復期」です。
痛みが治っていく段階の詳細ついては下記の記事をご参照ください。

夜間痛は、急性期から拘縮期の段階で生じます。
夜間痛の原因は、「肩周りの皮膚の温度」「肩の奥の血管」「関節の固さ」が影響していると言われています。
また、横向きに寝る状態(痛い方の肩が下)が、最も夜間痛が出やすいと言われています。
つまり、「寝る姿勢」と「肩の冷え」が影響しているということです。

50肩の夜の痛み(夜間痛)の治し方

では、50肩の夜間痛の治し方をお伝えしていきます。
その前にまず前提として1つお伝えしておきたいのは、病院を受診すべきということです。
適切な診断、治療を受けることが大切です。
その理由についてはこちらの記事を御覧ください。

この記事では、自宅でできる治し方をご紹介します。
ポイントは、「寝る姿勢」と「肩の冷え」です。

寝る姿勢の対策

動かずに寝るのは至難の業であり、寝返りをうつのは当たり前です。
ただ、痛い方の肩を下向きにして寝るのだけは、避けたほうが良いです。

上向きで寝る場合

痛い方の肩の下から手全体の下に、クッションまたはタオルを挟みます。
肩が少し曲がり、脇を少し開き、肘も曲がった状態だと痛みが軽減します。
また、手のひらは上に向けず、自然に下側に向くくらいが良いです。
この方法は、どの記事や本でも一般的に言われています。
ただ、口頭や文字だけでは伝わりにくいですよね。
私が担当していた50肩の患者さん達の中で、クッションの挟み方を間違っていた例を元に、正しい姿勢をご紹介します。
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