【50肩の病院】病院へ行くべき?何科を受診するの?すぐに整形外科を受診するメリットを作業療法士がお伝えします

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50肩かも。病院へ行くべきなの?
50肩は何科を受診するの?
50肩は整形外科を受診すればよいの?

など、お悩みはありませんか?

「肩が痛い…50肩かな…」と不安になったら、すぐに病院へ行き整形外科を受診しましょう。
50肩は放っておいても自然に治るのに、なぜ早く病院へ行くべきなのでしょうか。
この記事では、早く病院へ行くことのメリット、病院へ行かない場合の弊害についてお伝えします。

「50肩の痛みや制限によるストレスから早く抜け出すための完全マニュアル」では、50肩の原因、症状、予後、治し方まで全てを動画付きで解説しています。是非、チェックしてみてください。

50肩で病院へ行くメリット

50肩は一般的に、痛みは3ヶ月程度で治り、1〜2年以内に肩の動きもほとんど治るといわれています。
また、自然治癒するものとも言われています。
ただ、3ヶ月も痛み続けるのは我慢できません。
2年もの間、肩の動きが悪くて生活に支障をきたすのは嫌です。
早く痛みから開放され、普通の生活に戻りたいです。

早めに病院へ行くことで、治るまでの期間が長引くのを防ぐことができます。
また、適切な診断、治療を知ることで、治るまでの期間を短縮できる可能性があります。

治るまでの期間が長引くのを防ぐことができる

①肩の異常を自覚してから 3 ヵ 月以内に病院を受診していた人達。
②肩の異常を自覚してから 6 ヵ月以上経過してから病院を受診した人達。

つまり、早めに受診した人達と、半年以上経ってから受診した人達。
この2群で、治るまでの期間に違いがあるのでしょうか。
早めに受診した人達に比べて、半年以上経った人達は、肩の動きが悪いということが示されています。

さらに、初めて病院を受診した時に肩を挙げる角度が乏しほど、治るまでの期間が長期化し、完全には動かないまま障害が残る場合もあると報告されています。
すなわち、早く受診することで、病気の長期化を防ぐことができます。

適切な診断、治療を受けることで、治るまでの期間を短縮できる可能性がある

50肩の治り方には段階があります。
その段階によって、治療法は異なります。
例えば、まだ痛みを自覚したばかりの急性期の場合、薬や注射による治療により、すぐに治る場合もあります。
私が担当していた患者さんは、肩の痛みを自覚して1週間後に病院を受診しました。
その初めて受診した日に50肩の診断を受け、注射をした後リハビリを行いました。
次回のリハビリを3日後に予約していたのですが、「もう治ったので大丈夫。痛かったのが嘘みたい。今日はテニスに行く。」と喜びのご連絡がありました。
この患者さんは、その後も痛みは再発していません。
もしこの患者さんが受診していなければ、治るまでに1年〜2年かかり、その間、大好きなテニスもできなかったと思います。
すなわち、早期に適切な診断、治療を受けたことで、治るまでの期間が短縮しました。

50肩で病院へ行かなかった場合の弊害

病院へ行くことのメリットをお伝えしてきました。
では、病院へ行かなかった場合、どのような弊害があるのでしょうか。
最終的に痛みは無くなっても、肩が挙がらないままになる可能性がある
病院を受診した場合、適切な治療方法を知ることができます。
リハビリが始まり、正しい運動療法や自宅でできるストレッチなどの指導を受けることができます。
理学療法士や作業療法士は、肩の動きを良くする知識と技術を持った専門職です。
専門家の介入があるとないとでは、最終的に獲得できる肩の動きに差が出ます。
リハビリ通院が終わった患者さん21名の、約3年後の肩の動きを追跡した調査報告によると、
健側(50肩になっていない方の肩)の動きと99.8%も同程度の動きを獲得できていたと示されています。
しかも、この21名は、初診時に肩の挙がる角度が悪かった人も含まれていたそうです。
つまり、肩の動きが悪いまま(肩が挙がらないまま一生過ごす)可能性があったにも関わらず、リハビリをしたことで、ほとんど健側と同程度まで動くようになったと言えます。
逆に言えば、適切な治療をしないことで、肩が挙がらないままになる可能性があると言えます。

重大な病気に繋がる可能性がある

適切な治療を受けなかった場合、動かさないことによる痛みや肩の動きの悪化を引き起こし、日常生活動作での支障が顕著に表れます。
私が担当した患者さんは受診が遅れ、さらに動かさなかったことにより重症化し、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という病気になってしまいました。
この病気の詳細と、治る段階に応じた治療については下記の記事をご参照下さい。


まとめ

50肩の早く病院へ行くメリット、病院へ行かない場合の弊についてお伝えしました。
早期に適切な診断を受け、治療を受けることが症状の重症化、長期化を予防するうえで大変重要であることがお分かり頂けたでしょうか。
肩に痛みや違和感を自覚した場合、生活に支障が出てしまう前に、早く病院を受診することをオススメします。

「50肩の痛みや制限によるストレスから早く抜け出すための完全マニュアル」


肩の痛みは人から見えないので、自分がどれほど苦しいかをわかってもらえず悲しい思いをしていませんか?
特に夜間痛は本当に辛く、生活にも影響が出てしまい、先の見えない不安とストレスに襲われてしまう人も少なくありません。

とにかく早く痛みや制限から開放されて、夜ぐっすり眠りたい!
痛みなど何も気にせず動けていた元の生活に戻りたい!
思いっきりスポーツを楽しみたい!

痛みがこれ以上強くなったり、長引くのは絶対に避けたいです。

私は15年間、作業療法士として病院勤務し、50肩に悩む多くの方々のリハビリを行ってきました。
その経験の中で、50肩が早く治る人となかなか治らない人の特徴の違いが見えてきました。
また、早く治った人が確実にやっていたこと、逆に治らない人の失敗例も数多く見てきました。
そして経験だけでなく、それを裏付ける医学的根拠を徹底的に調べたことで、「50肩の痛みや制限によるストレスから早く抜け出すための完全マニュアル」を作成することができました。

単発での運動や体操は、本や動画でたくさん紹介されています。
しかし、50肩は単発の運動や体操だけでは早く治すことはできないんです。

そして何より、50肩になりかけ、なったばかりの時点で、早く正しく対応することが最も重要で、1番早く治る方法です。

「50肩の痛みや制限によるストレスから早く抜け出すための完全マニュアル」では、50肩の原因、症状、診断、予後、治し方までの全てを、動画付きでわかりやすくご紹介しています。

50肩を早く治すステップとして、
1,自分の症状、段階を把握する。 
2,痛みの治し方を知る 
3,基本の体操、運動を正しい方法で実践する 
この段階で取り組むことが改善への道です。

とにかく1日でも早く、自分の症状を知ることが重要です。
そのために、「50肩かどうかの簡単チェック」「他の怖い肩の病気ではないか詳細診断」をしましょう。
自分の今の症状を把握し、その段階に応じた治療に今すぐ取り組むことをオススメします。


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