(379日目)バーチャル相談室<コンプレックスの転換に気づいた首藤さん>

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コラム
こんにちは。
昨夜はと〜ってもイヤなことがあって
十数年ぶりにハラワタ煮えくりにかえる
と言う感覚を抱き新鮮な気分になりましたぜ。

おかげさまで夜中に何度も目覚めるほど。

それで時間を持て余しまくってたので
Youtubeで怖い話を見ながら微睡んでました。


さてさて、そんなおネムさんなワイの
今日のバーチャル相談室は
とてもしっかり者で品があって
なんの申し分もない首藤さんです。

会話のキャッチボールもできていて
表情も豊かでにこやか。
自分の考えを言葉にする力もある。
相手との距離感の掴み方も上手い。

そんな首藤さんに悩みがあるの?って感じですが
会話を進めていく中で
自分の中に秘めたコンプレックスというものを
明らかにしてくれたのでそのやりをひとつ。

ちなみにこのシリーズは実際にあった相談を元にストーリーを展開。掲載は不定期。3割フィクション・7割ノンフィクションって感じ。名前は香里奈…じゃなくて仮名です。
。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・

ワイ「・・・と言うことで、最初に相談してくれたことは何も問題ないと思うよ〜」

首藤「よかったです!」

ワイ「今日の会話も楽しめたし、今の首藤さんのままで良いと思うの」

首藤「ひと安心しました」

ワイ「けどさ、首藤さんほどポテンシャルがあれば相談必要ないと思うんだけど、何かコンプレックス感じてることがあるんちゃう?」

首藤「えっ!?」

ワイ「言える範囲でいいからさ。助けになるかもしれないし」

首藤「そうですね・・・頑固すぎるところがコンプレックスかもしれないです」

ワイ「頑固すぎなんや。何かそれを表すエピソードって思い出せる?」

首藤「大学受験を前にした時ですかね。進路選ぶ時に周りが止めるのを聞かずに進めちゃいました」

ワイ「そうなんや」

首藤「自分が『こうだ!』って思っちゃうと突き進んでしまうんですよね」

ワイ「猪突猛進って感じ?」

首藤「はい。」

ワイ「ちなみに進路選ぶとき周りとどんなやりとりだったか教えてくれる?」

首藤「私は経済学部に入りたくて周りにも言っていたんですけど、周りからは文学部とか教育学部にしとき、って言われて」

ワイ「なんでやろ?」

首藤「私、数学が苦手だったんで。周りもそれを分かっていて止めてくれたんだと思います」

ワイ「けれど経済学部に入りたい気持ちは変わらなかったと」

首藤「はい。それで合格のために行動計画を作って、自分の進捗も評価できるように進めていきました」

ワイ「それで結果として合格できたんだから素晴らしいよね!」

首藤「はい。だけど2年生になって『周りの言うことも聞いておけばよかった』と思った瞬間があって・・・」

ワイ「それはなんで?」

首藤「D大学の経済学部って陽キャばかりだったんです・・・」

ワイ「陽キャ!?・・・確かに首藤さんのキャラとは対極やねwww」

首藤「学べることは良いんですけど周囲から浮いている感じが気になって悩んだのが2年生の時だったんです」

ワイ「そうなんや。それで頑固すぎる自分を後悔しててコンプレックスにもなってるってことか」

首藤「そうなんです・・・」

ワイ「けどさ、周りが止めてきた理由って陽キャ学部は関係ないでしょ?」

首藤「確かにそうですねw 流石に陽キャ学部って分からないですし」

ワイ「だったら今のまま当時に戻ったとしても、同じ判断になったと思わん?」

首藤「言われてみればそうですよねwww」

ワイ「そして今の首藤さんが形作られたのも、進路選択・学部での学びも影響してるよね?」

首藤「もちろんです」

ワイ「ひとつ参考になる話をしてもいい?」

首藤「お願いします」

ワイ「仕事上さ就活生のESをよく読むんだけど・・・」

首藤「・・・はい」

ワイ「自分の強み弱みを問われて、弱みを書く時にほぼ90%の就活生が『弱みは〇〇です。しかし△△に気をつけて改善を図っています』と書いてくる」

首藤「確かに多いと思います」

ワイ「では弱みを克服することはできると思う?」

首藤「・・・うん、難しいと思います」

ワイ「なぜそう思うの?」

首藤「弱みも含めて自分自身だと思います。弱みの否定は自分の否定になるからです」

ワイ「なかなかいい視点やね!」

首藤「ありがとうございます!」

ワイ「加えて言うなら弱みを克服することは困難ってこと。弱みは何年経とうと弱点に変わりはないの」

首藤「そうなんですね」

ワイ「例えば自分が得意としていること・・・いわゆる強みなんだけど、それをさらに研ぎ澄ましたり高めたりするのは簡単やん」

首藤「そうですね。得意なことをレベルアップするのはハードルが低いと思います」

ワイ「しかし弱みを克服するのはその何十倍の馬力がいる。強みスコアを5⇨10にするのは簡単でも、弱みスコアを−10⇨−5にするのは苦労するしとてもしんどい」

首藤「確かにそうですよね」

ワイ「だってワイもコンプレックスあるけど、それを数十年経った今でも改善できてないもん。少しは良くなったのかもしれないけど、それは弱みを覆い隠せるほどの強みを磨いたからだと思ってるの」

首藤「なるほど」

ワイ「だからESで弱み克服をする取り組みをどんだけ書かれても『ホンマかいな?』と疑って見ているの」

首藤「そう言うふうに見られてるんですね!」

ワイ「克服する努力を書くよりも、弱みを武器に転換するような表現をしてくれる方が何倍も信頼できるし」

首藤「言われてみると納得です」

ワイ「首藤さんのコンプレックスをそれに当て嵌めて言い換えてみるね。」

首藤「お願いします!」

ワイ「『私の弱みは頑固すぎるところです。しかしこの頑固さがあるからこそ、自分の言葉や行動に責任を持ち、自分の定めた目標に向かって努力を惜しまない自分でいることができています』ってなるんじゃないかな?」

首藤「おぉ!」

ワイ「けれど実際その通りでしょ?」

首藤「そうです!そう考えると頑固さも武器の一つだと感じました!」

ワイ「大切なのは出来もしないことを無理して盛るよりも、自分の素材をどのように料理するかだと思う」

首藤「アレンジ力が試されるってことですね」

ワイ「強みと弱みは表裏一体って言うし。弱みに自信をなくすのではなく、その弱みが自分の強みにどう繋がっているかを分析する力と表現力にかかっていると思うなぁ」

首藤「メッチャ参考になりました!」

ワイ「なのでコンプレックスも武器の一つだから、うまく用いて頑張って!」
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