助手「この前、家に宗教勧誘のおばさんが来た。」
ワイ「で、どうしたんですか?」
助手「追い返したんだけど、とてもしつこかったの。」
ワイ「そうなんですか。不幸そうな顔だと思われたんじゃないですか?」
助手「しばくよ。」
ワイ「ただ、断れない人っていますよね。」
助手「そうだね。しつこさに根負けしちゃうかも。」
ワイ「あと、友達に誘われるケースもあり得ます。」
助手「それは断りづらいね。」
ワイ「ただこれは断れない側にも問題がありますね。」
助手「どう言う意味よ?」
ワイ「断れない人の思考を説明すると、
①『断ると相手に悪い』と感じてしまう
②いい人に見せたい
③今の関係を壊したくない
ってところでしょうか。これらに共通点がありますが分かりますか?」
助手「なんだろう?分かんない。」
ワイ「それは他人からの評価を気にしすぎると言うところです。」
助手「え?そうなの?」
ワイ「例えば①。一見優しそうな人とも言えなくもないですが、相手からどう見られるかが気になる人とも言えるのです。」
助手「そんなことないでしょ?」
ワイ「これは相手から悪く見られたくないと言う考えからくる者です。相手に悪いと言う理由は建前でしかありません。」
助手「バッサリいったね。」
ワイ「②はいいカッコしいなタイプですね。気前よく受けるタイプも周りからの評価を気にしすぎる結果です。」
助手「アナタみたいな人間のことだね。」
ワイ「③は相手が友達や会社の上司だったときに発動。現状の関係を安定どうにかして維持したい思考が働いてしまうのです。」
助手「けどその気持ちは分かるな。」
ワイ「友達が勧誘してきたとき、あなたは断るための説明を一所懸命にするでしょう。しかし勧誘側はあの手この手で話を進めようとしてくる。」
助手「それは確かに。」
ワイ「勧誘されているあなたは関係を維持するために頑張りますが、勧誘してくる友達はあなたの言葉を遮り、自分の考えを押し付けてきます。」
助手「一方的だよね。」
ワイ「あなたの気持ちも考えずに自分勝手に話をしてくる人が本当の友達ですか?」
助手「じゃないと思う。」
ワイ「そんな関係なら早々に手を切ったほうがいいですね。神様を信じるよりも幸せになれる確率がアップします。」
助手「神様不要論。」
ワイ「勧誘する側にとってあなたはいいカモにしか見えていませんよ。」
助手「言い方。」
ワイ「相手の姿勢や行動を見て、自分ならどうするか?どんな考え方ならこのような発言をするのか想像力を働かせれば正しい判断ができるはずです。」
助手「確かに。冷静に見ればおかしいと気づけるね。」
ワイ「結局は自分を守ろうとする行動が、自分を追い詰めてるだけですからね。」
助手「気をつけないとだね。」
ワイ「私も一時期、宗教法人を立ち上げようと考えていたことがあります。」
助手「なに教祖になろうとしてんのよ。」
ワイ「宗教法人はメリットが多いですからね。税金面で特に。」
助手「ちなみにどんな宗教しようとしてたのよ?」
ワイ「五感を研ぎ澄まし、幸せオーラを体に吸収してもらおうと思いました。」
助手「五感?例えば匂いとかのこと?」
ワイ「そうです。この香りを嗅ぐことで不幸なオーラを消し去り、幸せになれるオーラを身に纏うことができます。」
助手「アナタの加齢臭を嗅がされたらどん底だよ。」
ワイ「これがいわゆる臭教です。」
助手「首絞めていいかしら?」
ワイ「それだけはご勘弁を。」