経営者の孤独は健康問題よりリスクがある

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多くの経営者は孤独を味わっている

私は仕事柄、経営者の方から本音や悩みを打ち明けられることが多いのですが深くお聞きすればするほど経営者の方が抱えている悩みの重さに驚かされます。

一般的な経営者のイメージはたくましく、強く、意思を持って突き進む
ということかもしれません。もちろ個人差はあるのですが組織のトップでいるということは組織の大きさはどうあれ少なくとも「孤独」を味わっていることが多いのだなと感じます。


「孤独」について心理学で行われたさまざまな検討については米国の研究者J.T.Cacioppoが『孤独の科学』で紹介しています。「ヒトは群れをつくる生き物で、孤立は危険を意味する。だから孤独を恐れるのは本能だ」という指摘があるほどです。

「孤独」がゆえに悩みも深くなり相談する相手もいない。「経営者」はこうあるべきという先入観が悩みは自分で解決すべきという固定観念を生み出しさらに「孤独」や「悩み」を深くする。このような悪循環が起こっています。

健康に気を付けてジムに通ってトレーニングをしたり整体に通ったりサプリメントを飲む経営者は多くいるようですが「孤独」や「悩み」の問題と
しっかり向き合っている経営者の方にお会いした経験はほとんどありません。

また「孤独」や「悩み」の問題に対策を打っている経営者の方も
日本の場合ほとんどいらっしゃらないと思います。
そう考えると孤独は健康問題よりリスクがあると言えるかもしれません。


経営者が「孤独」や「悩み」の問題を解決出来ない原因

経営者が「孤独」や「悩み」の問題を解決出来ない原因は様々な角度があると思いますが簡単に挙げるとすると以下のようなことが考えられます。

✅常に仕事に追われる状態になっている
✅人の目を気にし過ぎる
✅人から良く思われたい気持ちが強い
✅頼まれると断れない性格だ
✅自分の予定が管理しきれない状態になっている
✅自分の考えだけで物事を判断している
✅頼ることは弱みを見せることだと思っている
✅基本的に自分い自信がない
✅本音を相談出来る人がいない

成功している社長は頭と心が良く整理されている

社長は基本的に忙しいですし、様々な角度から自社のことを考えなければならず、頭も心も混乱しますよね。頭と心が混乱し追い込まれた状態だと正しく出来るはずの判断を間違えたりするものです。社長といえど人間ですからね。

でも、成功している社長ほど頭と心が良く整理されているのも事実です。成功している社長は頭と心が整理され落ち着いて物事を考えられる状態にあるので難しい判断も的確にすることが出来るのです。

もしあなたが決断に迷ったり、正しい判断が出来ているのか不安に思うのであれば、それは決してあなた自身の能力の問題ではありません。意図的に頭と心を整理する時間を作ることが重要なのです。

✅成功している社長は頭と心が整理されている
✅社長の様々な失敗要因は自身の能力の問題ではない
✅意図的に頭と心を整理する時間を作ることが重要

頭と心を整理する時間が作れない5つの要因

①社長は誰よりも忙しくないといけないという先入観がある
社長にも様々なタイプがいると思いますが頭と心を整理する時間が作れないタイプの社長は比較的真面目なタイプの方が多いようです。特に小さな組織の社長は「社員と一緒になって頑張らなきゃ」という価値観の社長も多いのでそのような先入観が邪魔をすることもあります。

②無意識に周囲の目を気にしている
社長は常に従業員や取引先など多くの人に見られています。ステークホルダー(利害関係者)がとても多いですよね。ステークホルダーと上手くやろうと考えすぎる余り、自分が本当に大切だと思う行動が出来ないケースがあります。

③頼まれるとうまく断れず、つい受けてしまう
取引先からの急な依頼や部下からの打診など、本来は断っても問題ない事でも頼まれるとうまく断れずに、つい受けてしまい大切なスケジュールをキャンセルしてしまうことありませんか。

④単純にスケジューリングがうまく出来ない
①~③は心理的な要因ですが、単純にスケジューリングがうまく出来ずに大切な時間を中々組めないでいる社長もいるようです。

⑤社長にとって最も重要な仕事に時間を割けていない
根本的な問題として社長の最も重要な仕事に気づけていないと頭と心を整理するために時間を割こうとは思わないですよね。あなたは社長にとって最も重要な仕事は何だと思いますか?

社長にとって最も重要な仕事は「決断」すること

社長の仕事で最も重要な仕事は?という質問の答えは無数にあります。
ネットで検索するだけでも、あれこれ出てきますね。

要するに答えはないのでしょうが、私が最も重要だと考えるのは「決断」することです。

社長であるあなたは今日も従業員から「社長、これはどうしますか?」「社長、先日の件、判断お願いします」など決断を迫られたのではないでしょうか。

もちろん決断と言っても新規事業をどうするかという大きな決断から、日常業務の小さな決断まで様々でしょう。しかし、社長の決断の積み重ねが貴社の未来を決めてゆくのは間違いないですよね。

『「決断」は一瞬だが、その準備には何年も何十年もかかる』

この言葉は司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の一説に出てくる時の日本海軍司令官、東郷平八郎の言葉です。主人公の秋山真之が敵との対戦で多くの部下を失いリーダーとして自信を失っていた時に東郷平八郎が掛けた言葉です。

この言葉の通り、人が何かの決断をする時、無意識のうちにその根拠になっているのはそれまでの経験なのではないでしょうか。

逆に言えば良い判断をする為には日常の積み重ねがいかに大切かを東郷平八郎は伝えたかったのだと私は解釈しています。

誰もが完璧なリーダーではありません

先ほどの「坂の上の雲」の一説のように、当時の海軍の切れ者でもあった主人公の秋山真之のような人物でさえ「決断」に迷いが生じることがあります。

真之に助言を送った東郷平八郎ほどの人物でも真之同様に悩み、迷って来たからこそ上記のような言葉が出てきたのでしょう。

あなたが「完璧」「偉大」だと思うようなリーダーでさえ実は完璧ではないのかもしれません。

定期的に頭と心を整理する習慣が必要です
ここまでお読み頂いた方は、社長にとって最も重要な「決断」する仕事の精度をアップさせるためには事前の準備がとても重要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

さらに、そのためには定期的にご自身の頭と心を整理する時間をしっかり確保することが欠かせないのです。

1人で整理するのは大変です

もちろんご自分お1人でゆっくり時間を作って「内省」し整理することも出来るでしょう。しかし本当に1人で出来るものでしょうか。

頑張って時間を作ったとしても結局は取引先や部下からの連絡に脊髄反応してしまい後回しになることも考えられます。

また、考えや悩みが余計いごちゃごちゃしてしまったり、本当に考え整理するべきこととは全く別のことを考えてしまう可能性が高いのではないでしょうか?

私と一緒に整理して見ませんか?

そこでご提案なのですが、私と一緒にお悩みや問題を整理してみませんか?
今回は経営者であるあなたのお悩みを60分たっぷりと聴かせてください。
そして私、清水があなたのお悩みを全力でお聴きしながら整理して解決への方向性を一緒に考えてゆく時間にしましょう。

なぜプロのカウンセラーが良いのか

1.共感力が強い
人間は誰かに悩みを話した時「そうだよね」「わかるわかる」など共感されるとつい嬉しくなって、さらに話をしてしまいたくなるものです。この人はわかってくれる、自分のことを理解してくれると思った相手に大切な相談をしたいですよね。

プロのカウンセラーはクライアントに共感するトレーニングを沢山受けています。また元々相手に共感しやすい素養を持っている人が多くいます。

2.受容力
あなたは誰にも話せないような悩みを抱え込んでいませんか。社長なのに、こんな些細なことで悩んで良いのだろうか。社長だからもっとしっかりしなくては。そう思うかもしれません。

でも社長と言えども人間です。迷うことも悩むことも落ち込むこともあるでしょう。逆に色々な物を背負っている社長だからこそ、迷いや悩みは深いものがあると思います。

カウンセラーはクライアントのどのような悩みでも、しっかり受け止めることが出来ます。社長だからといった眼鏡であなたを見ることなく、1人の「人」としてあなたをしっかる受け止めます。

3.要約力
話したいけど、話が下手だから話せない。話がまとまらないから、説明するのが難しい。そんな風に思っているなら心配無用です。カウンセラーの特徴のひとつは要約力です。

「話が下手」「話がまとまらない」「頭が整理出来ない」のであれば是非、思いのままお話しください。あなたが何についてどのようにお話されているのかを、しっかり整理してお伝えします。

私、清水が直接あなたのお悩みをお聴きします

このようにカウンセラーはクライアントの悩みをしっかり聴くだけでなく問題を整理して要約しクライアントの進むべき方向性を気づかせる役割を担っています。

その中でもなぜ私は経営者の方を対象にしたカウンセリングを行っているのか。なぜ出来るのかをお伝えします。

1.経営者×カウンセラー
私は2008年から独立し採用や人材育成のアドバイスを送る専門家であり経営者でもあります。また、ある組織に所属しリーダーも勤めてメンバーの指南役も行い、自らその組織の採用活動も行っています。

このような経験から特に従業員50名以下の小さな組織の経営者の皆様が悩んでいらっしゃること、苦しいと思うことなど思うのうちが少しは理解出来ます。
同時にご自身が頑張って来られた自負があることも、これまでは何となく人に頼らず解決して来た成功体験もお持ちかもしれません。

また、たくさんの経営者の皆様と本音でお話をする中で誰にも話せない苦しみや、リーダーゆえに感じる孤独感、部下に対するジレンマなど経営者ならではのお悩みも沢山聴かせて頂きました。

結果的に「良く聴いてくださった」という感想を頂くことが多く、お一人で悩まれるよりも、すごく良い方向に進むことが多かったのです。

2.伴走役×諦めないマインド
私には視覚障害者の弟がいます。たまに一緒に旅行に出かけますが道案内をしないと見知らぬ土地を1人で歩くには危険が沢山あります。常に私が半歩先を歩きながら「少し段差があるよ」「ここから下るよ」などガイドをします。

そのような習慣からか私は『伴走役』としての役割が知らず知らずに身に付いて来たのかもしれません。あまりお節介になり過ぎず、でも必要なことを伝えて、目標に向かって同じ方向を向いて一緒に進んでゆきましょう。

また私は以前から「絶対無理」と周囲が思うような困難な状況になるほど闘志が湧いていつまでも粘り強く諦めない性質があるようです。例えば・・・
<前職>
・リーマンショックの就職難の時代に学校全体で5年連続95%以上の内定率達成
<前前職>
・倒産在庫品1500万円分を1年以内の完全消化
<学生時代>
・20年間誰も成し得なかった体育会昇格を主将として達成
実は小さな組織の問題解決は経営者の皆様ご自身が最初から「諦めモード」に入っていることが原因であることも少なくありません。経営者の皆様が無理だと諦めても、私は諦めることなく粘り強く経営者の皆様の背中を押す役割が使命だと考えています。

3.組織における『人の問題』の専門家×小さな組織の応援団
私は2003年から採用や就職、人材育成や人事評価制度という、組織における『人の問題』を専門に仕事をしています。今回のお悩みカフェではあなたの組織の『人の問題』についても是非、ご相談頂きたいと思っています。

具体的な経験は以下の通りです。
・企業の採用、良い例悪い例を5,000社以上見てきた採用ノウハウ
・従業員8万人から5名まで幅広く企業の人材育成に関わってきた
・偏差値30代の大学生を10年間毎年95%以上内定させた人材育成力
・学生から経営者まで、のべ10,000件のカウンセリングを実施

これらの経験と合わせて私は有名で大きな組織のお手伝いがしたいのではなく従業員50名以下の小さな組織のお役に立ちたい気持ちを強く持っています。

長い間、多くの人や組織に関わって来てわかったのですが有名な組織や優秀な人を応援出来る人は世の中に大勢います。でも残念ながら従業員50名以下の小さな組織を応援出来る人はごく少数です。

これまで多くの採用や人材育成に携わってきた経験や知見を余すことなく中小企業の経営者の皆様にご提供して参ります。


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