家族のカタチ

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   ようこそいらっしゃいました。舘です。本日より、ブログ掲載させていただくことになりました。時折覗いてくれたら嬉しく思います。
 今日は、少子化について書いてみました。

 少子化が進む昨今、経済的状況から結婚を望まない、或いは二の足を踏む若
者達が多いと聞きます。例え結婚したとしても、不妊治療の末子供を諦める、又は晩婚により出産適齢期を逃した、そういう夫婦も大勢いらっしゃるでしょ
う。そもそも結婚したら子供が出来るとは限らないし、子供を儲けなければな
らないという法律もありません。夫婦二人だけで一生を共にする家庭も数多く
いるわけです。

 シングルマザーもいれば養子縁組した家族もある。犬や猫が唯一の家族で
す。なんていう人もいます。家族のかたちはそれぞれ。パートナーが人間とは
限らない時代なのです。家族の形態は簡単に一括りにはできない、そう思い
ます。
 「一家団欒」という言葉を最近はめっきり聞かなくなりました。
 「Z世代」なんてこの言葉知らないでしょう。「お茶の間」という単語その
ものも聞かなくなりましたし。
 「お茶の間」という言葉が聞かれなくなった原因は、核家族化が進み家族皆で揃ってテレビを観る機会も少なくなったからでしょう。
 核家族とは、厚生労働省の見解によれば、「夫婦とその結婚していない子ど
もだけの世帯、夫婦のみの世帯や父親または母親とその結婚していない子ども
だけの世帯」のことを指すそうです。
 ホームドラマで描かれる家族のかたちも変わってきました。1970年代に放
送されていた「寺内貫太郎一家」のような、大家族を中心に物語が進む番組も
目にすることもなくなり、一つの例としてシングルマザー親子を描いたドラマ
などが観られるようになりました。
 また、男女の生涯未婚率も年々上昇傾向にあり、結婚しないことが決して恥
ずかしいことではなくなり、離婚率においては4割近いと言われ、核家族化さ
えもその形態が危ぶまれています。
 同じ屋根の下で暮らさなくても、例え血が繋がっていなくても、自身の人生
において味方でありつづけ、時には勇気と希望を与えてくれる。それも家族と
呼べる存在になっているのかもしれません。

 2020年の国勢調査によると、一生結婚しないであろう「生涯未婚率」が、男性28.3%、女性が17.9%となっています。20年前の時は、男性が12.6%女性が5.8%でした。この20年間で男性は約2倍、女性に至っては3倍増えたことになります。 
 生涯未婚率というのは、政府が「45~49歳」及び「50~54歳」の未婚率の平均値である「50歳時」の未婚率を算出した数値で、生涯を通して未婚である割合を指すものではありません。しかし、50歳時点で未婚の場合、生涯に渡っても未婚である可能性が高いことから、生涯独身でいる人がどれくらいいるかということを示す判断資料として使われているそうです。
 50歳で未婚だったら死ぬまで独身だろうと決めつけるのはやや早計のような気がしますが、データが示すとおりなのでしょう。あくまで想像ですが、
50歳以上で結婚できる確率は、国内市中銀行の普通預金の利率より低いのかも知れません。今や中年世代でも独身というスタイルは珍しくなくなりました。
 結婚したとしても、パートナーの年齢によっては子供を授かる機会も限られ
てくるでしょうし、ましてや不妊治療では体の負担や経済的事情も重くのしか
かってきます。晩婚は、子供を授かるという選択をした場合においては様々な
制約がかかることになります。
 また、年齢的なことも含めて、最初から二人で末永く暮らす選択をするカッ
プルもいるでしょうし、ペットを自分達の子供のように迎え入れる夫婦も存在
します。独身犬や猫が唯一の家族です。などという家族もいるでしょう。家族
のかたちはそれぞれです。
 最近の傾向として、国内の人口は減少しているのに世帯数は増加しているそうです。単身世帯が増えている証でしょう。この傾向は当分続くのではないでしょうか。未婚独身世帯が増え、核家族化が進み、単身高齢者もしばらくは増加していくでしょう。
 家族の形は年々変化し続けています。今後益々「家族」の形態がより多様化、複雑化していくことになるかもしれません。

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