冬季オリンピックも始まりウインタースポーツも盛り上がっている今
ココナラで出品中のスノーボード動画を分析、アドバイスの具体例をお知らせしたいと思います。
何と言ってもオンラインレッスンでスノーボード、しかもチャット!
ってなかなかイメージ湧かないですよね。
雰囲気を味わって頂く為に疑似レッスンをこれからお見せします。
購入者{} 出品者「」
{この滑りでバッジテスト2級狙えるでしょうか?}
「バッジテスト2級では3種目の滑走が必要です。
フリーライディング、ベーシックカーブロング、カービングターンショート ですが拝見する動画からはフリーライティングとベーシックカーブロングの2種目に関してアドバイスしたいと思いますが如何でしょうか」
{そちらでお願いします}
「バッジテストにはそれぞれの種目に着眼点と言うジャッジするポイントが規定されています。
フリーライディングの場合
斜面状況に合ったボードコントロール
流れの良い運動と滑走
複数の滑走技術を組み合わせた演技構成
の3項目です。
拝見した動画の滑走をフリーライディングとして見た場合、斜面状況に対して失速もしていませんし暴走と見られるようなスピードの出し過ぎも無く上手くコントロール出来ています。
はじめの2項目は合格ラインに達していると思います。
ただしもう一つの複数の滑走技術を組み合わせた演技に関しては未だ問題が有ると思います。
複数の滑走技術とはロングターンとショートターンを混ぜたりロングターンでもベーシックとダイナミックを組み合わせたりする事です。
一般的にバッジテストの場合はターン弧を変えるロング、ショート、ミドルを組み合わせる事が多いです。
動画では6,7ターン目に1ターンだけショートのフリ幅のターンが見られますがその後ショートターンが続いて居ない為この部分で減点される可能性が高いです。せめて4,5ターンショートを続けた後にロングに移行すれば印象は格段に良くなります。
ロングからショートへの移行動作自体はズレも無くきれいに切り替わっていて良いと思います。
実際のバッジテストでは滑走前に構成(滑走の組み合わせ)を決めてから滑走に挑むようにしましょう」
「ベーシックカーブロングの場合、着眼点は
安定した全体のフォーム
スムーズで適切な上下運動
適切なポジショニング
左右均等なズレの少ないターン弧
の4項目です。
この着眼点に基づくと今回の滑走は合格ラインにはまだ達して居ないと思われます。
そもそもベーシックカーブとは膝、股関節を使用した重心の上下動でボートをたわませてターンするカービングです。
その観点からは初めの5ターン程はほとんど重心の上下動が見られません、後半の7ターン目移行はある程度の上下動が見えてきます。
おそらく滑走中自身では加重抜重と意識しながら滑走しているとは思いますがバッジテストの場合はそれを検定員に対してアピールする必要が有ります。
動画後半以上の上下動を大げさなぐらいの気持ちで行って下さい。
ただし上下動はターン全体を通してなめらかに行う必要が有ります。
深く沈み込んで切り替えの直前にぴょんと立ち上がるような動作を取る受験者も多いですがそれではスムーズな上下動とは判定されませんのでご注意下さい。」
実際のトークルームでは解説箇所の絞り込みも同意を頂くまで幾度でもすり合わせを行います。
また例の様な解説に対して理解できなかったり意図が解らない場合はその都度お知らせ頂ければ表現方法を変えての解説など柔軟に対応を取らせて頂きます。
バッジテストはほんの一例です。
スノーボード滑走技術全般で伸び悩んで居る方々、是非ともご利用下さい!!
今回と同じ動画を使用した別観点からのアドバイス例も御覧下さい