現役の精神保健福祉士が回答したベストアンサー「働く上でのモラル」

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コラム
精神科病院で働く相談員のottohと申します。

某知恵袋の「メンタルヘルス」カテゴリで、数百件を超えるご質問に回答させて頂いております。
その中でも、ベストアンサーに選んで頂いた質問と回答をご紹介いたします。
回答を見て頂くことで、メンタルヘルスに関して「こういう考え方もあるんだな」「こう捉えるといいかも」と感じ、少しでも生き辛さが軽減することにつながると良いなと思います。

今回は「働く上でのモラル」についてです。

【質問】
統合失調症のクローズ正社員をしているという人に、障害者雇用で働いていることをバカにされました。いわく、「私は努力しました。
あなたももっと努力したほうが良いですよ。」とのことです。言っていることは理解できますし、努力は大切だと思いますが、人それぞれ体調や環境が違うのに、何故同じ病気でもその辺りの理解がないのでしょうか?

【回答】
病気の理解がないというより、人としてどうか、という問題かと思います。

統合失調症であるかどうかという点を外してみると、私は個人的な付き合いはしたくありません。

統合失調症だからといって、何でも許される訳ではありません。
病気であろうとなかろうと、人としてのモラルは持ち合わせないといけません。
病気の特徴として、そういった事が難しいとは思います。
ですが、少なくとも正社員として働いているのならば、病気を理由に「もっと努力しろ」とは言ってはいけないですよね。
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