今回はマンガのネタからどんな風にマンガになっていくか的な話です。これも私個人のやり方なので万人に通じるものではありません。
マンガのアイデアの出し方はイラストのアイデアとそう変わりません。一枚絵のイラストにするかマンガにするかの違いです。ただマンガにするとなると「物語」を作ってその物語を動かしていく主人公やそれを支える脇役、敵役など複数のキャラが必要になります。
アイデアが出るとそれを元に「何を物語るか」というテーマを決め、大まかなあらすじを考えます。
そして物語の世界観設定、登場人物などを具体的に考えていきます。それらが固まれば具体的なプロット(脚本・シナリオ)を書いていきます。
この辺りまでは小説とそう変わらない作業でしょうか。小説は書いたことがないので分かりませんが・・ (苦笑)
マンガの場合ここからさらに独自の作業があります。それはネーム(原稿の下書き前のマンガの設計図のようなもの)です。
皆さんが雑誌やコミック本で読むマンガの元絵。プロットに基づき1ページ辺りどれだけの話を描いて話を進めるかのたたき台。
ここでコマ割も決めます。殆どの漫画家さんがネームの修正を編集者から求められる避けて通れない「ネーム地獄」とはこの段階の話です。(笑)
下は別のマンガのネームです。私はネーム専用のサムネイルノートを使っていますが大学ノートでも何でもOKです。またネームは他人が読んで話の進み方が把握できれば良いのでここでの人物等は針金人形で描く漫画家さんもいます。(笑)
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下の落書きはこのマンガの1シーンを落書きしたものです。姫と三日月が新月と初めて出会うシーン。一応ネームとしての形を取っています。
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なおこのマンガはまったく制作が進んでいません。(笑)