簿記を学ぶと、日経新聞をスマートに読みこなせるようになるのか

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ビジネス・マーケティング
社会人になったんだから、「日経新聞」ぐらいサクッと読みこなして、スマートなビジネスパーソンになりたい!


日経新聞を講読されている方は多いと思いますが、 実際読んでみると記事の内容が難しくてなかなか頭に入ってこないですよね。


私は大学生から日経新聞を読み始めたのですが、正直言って、


「何言ってるかよくわからん・・・」


という状態が長く続きました。


でも、簿記の学習を開始したことで、記事の内容をかなりつかめるようになりました。


なぜ簿記を学ぶと日経新聞が読みやすくなるのか、ケーススタディも交えて考察していきます。

理由1:基本的な経済・会計用語を学べる

「簿記」と聞くと難しそう…と思うかもしれませんが、実はとても役立つんです。


簿記を学ぶことで、損益計算書や貸借対照表などの基本的な財務書類や、収益、費用、資産、負債といった会計用語に慣れることができます。


これが何に役立つかというと、日経新聞を読むときに、これらの用語が頻繁に出てくるんです。


簿記の基本を知っていると、記事の中のこれらの言葉が「あ、これ知ってる!」となり、記事全体の理解がぐっと楽になるんですよ。


理由2:企業の財務状況が理解できるようになる

簿記は企業の財務状況を理解するのにも大きな助けになります。


例えば、ある企業の業績がどうなっているのか、その企業が健全な財務を維持しているのかなど、重要な情報を読み取るための基本が学べるんです。


日経新聞には、企業の決算情報や業績予想などがよく掲載されていますが、簿記の知識があれば、これらの数字が何を意味しているのか、深く理解できるようになります。


理由3:経済ニュースの背景が理解しやすくなる

そして、簿記の学びは、経済ニュースの背後にある大きな流れを理解するのに役立ちます。


経済ニュースには、数字や用語だけでなく、その背後にある事象や動きがあります。


例えば、なぜある企業が赤字になったのか、大きなM&Aが行われた背景には何があるのかなど、簿記の知識があると、これらのニュースがもっと身近で理解しやすいものになります。



実例紹介: ビッグカメラのケーススタディ

実際に日経新聞の記事を見ていきながら 簿記の知識がどうやって役に立つのかというのをご紹介できればと思います。


例として、2023年10月10日火曜日に掲載された記事、「ビックカメラ、23年8月期純利益5割減 水宅配事業で特損」という記事を取り上げてみたいと思い
ます。

記事の概要としては次のような形です。

■ビッグカメラは10日、2023年8月期の連結純利益が前の期比50%減の29億円になったと発表した。

■従来予想から49億円下振れし一点減益となった。

■飲料水の宅配サービスなどを手掛ける子会社の業績が振るわなかったことから 約44億円の特別損失を計上した。

■子会社のビッグライフソリューションが保有する山梨県内の採水工場である機械装置などを対象に特別損失を計上した。

■同社は22年秋から飲料水の宅配事業をはじめビッグカメラやコジマの店舗で注文を受け付けていたが受注件数が計画を大幅に下回った。

この記事を見ていただくとお分かりかと思うんですけど、連結純利益だとか特別損失とか機械装置とか 簿記を学ぶと本当にみんな慣れた用語っていうのがたくさん出てくるんですよね。


また機械装置などを対象に特別損失を計上したというところから、これは固定資産の減損なんだなということもわかります。


簿記の知識を持っていると、これらの用語の意味が理解でき、なぜビッグカメラの純利益が大幅に減少したのか、その背後にある経済的な動きを読み解くことができるのです。


このように、簿記を学ぶことは日経新聞の経済記事を深く理解するための大切なステップとなります。


まとめ

日経新聞を読むことは、情報を得るだけでなく、経済の動きをより深く理解し、スマートな大人への第一歩となります。


簿記の学びが、日経新聞を読むための重要な鍵となり、皆さんがより賢く、世界を理解する力を身につけるお手伝いをすることでしょう。


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