こんにちは
うさぎです !(^^)!
重粒子線治療
名前だけは聞いたたことがあるけれど、すごい治療なの?
調べてみました。
重粒子線治療とは、放射線治療の一種。
重粒子線治療は、陽子より12倍重い炭素粒子を用いているため、線量集中性と生物効果の両面において、がん治療に適した性質を有しています。
国立研究開発法人 量子科学技術開発研究開発機構ホームページより
つまり、
がん治療 重粒子線治療のメリットは主にふたつ。
*線量集中性
正常細胞へのダメージをおさえて、標的のがん細胞にドカンと照射できる
*生物効果
強い殺細胞効果がある
メリットだけ聞くと なんだか よさそうな治療です。
しかし、
💛重粒子線治療はだれでも受けられるわけではないので、気になったら まずは情報を集めることをおすすめします。
チェックポイント その1
保険診療として重粒子線治療できる疾患は限られています。
↓
骨・軟部肉腫
頭頸部がん
前立腺がん など (適応の病状など詳細は主治医にお尋ねください)
*先進医療として治療されている疾患はほかにもありますが、
先進医療は効果があるかどうか、安全かどうか まだ調べている研究段階の治療です。しかも健康保険は使えません。
先進医療として治療されている疾患
↓
肺がん
食道がん
肝臓がん
膵臓がん
子宮がん
大腸がん など (詳細は施設にお問い合わせください。)
*『先進医療』とは
保険診療として認められていない医療技術の中で、保険診療とすべきかどうかの評価が必要であると厚生労働大臣が定めた治療法(評価療養)です。効果や安全性を科学的に確かめる段階の高度な医療技術で、実施できる医療機関が限定されています。
つまりまだ研究段階の医療です。しかも、
先進医療の場合は健康保険が使えないため、費用も高額になる可能性が高い。
*重粒子線治療は治療内容によりますが、およそ300万円くらいかかるそうです。(実際の費用はその施設にお尋ねください)
チェックポイント その2
重粒子線治療を受けられる施設は少ない。
重粒子線治療施設はいまのところ、全国で7か所しかありません。
大きな装置が必要です。
💛🧡💚
重粒子線治療にも副作用やデメリットがあります。
病状、年齢、合併症、費用、通院できるかどうか、本人の希望などを考慮して判断すること大事なので。
🧡重粒子線治療が気になったら
1.まずは自分でもよく調べましょう
重粒子線治療について もっと詳しく知りたい時は
『国立がん研究センター がん情報サービス』のサイトがおすすめです。
重粒子線治療はまだ広く一般に行われている治療ではないので
自分の病状などに適応しそうなのか
メリット・デメリットや費用のことなど自分でも調べてみましょう。
*「神奈川県立がんセンター 重粒子線治療施設」のサイトも詳しい説明が書かれていて参考になります。
2.主治医に相談することは必須!
主治医があなたの病状を一番よく知っている存在です。
自分にも適用できるかどうか
メリット、デメリットや他の治療法との比較など
3.主治医だけでなく他の意見も聞いてみたい場合
「がん相談支援センター」で、重粒子線治療の情報を聞く。さらに、
「どこに相談したらいいか」・・・専門の施設や専門家を教えてもらってセカンドオピニオンを検討することも場合によってはいいかも
がん相談支援センターはたくさんの情報を持っているので、積極的に利用しましょう!
たとえば
もし 高齢の父をもつ友人から相談されたら・・・
肺機能 糖尿病など基礎疾患 全身状態
手術後の安静などによる寝たきりや認知症になるリスク
80歳代 手術の合併症リスクと 重粒子治療によるリスク
どれくらい効果が期待できるか
費用のちがい 使える保険や制度
本人の希望・生活 家族の希望
通院や送迎の負担 など
いろいろ考えを整理しながら
主治医との相談をすすめるかな・・・と思います。
🧡💜💚
がん治療は すごいスピードで進歩しています。
希望の光が増えてくるのはとてもうれしいこと !(^^)!
💥ただし 注意は必要!
新しい治療を探すときは、
もうけ優先のヤバい治療に引っかからないように気をつけてください。
説明がていねいだから、費用が高いからいい治療とは限りません。
がん治療 いろんな人の助けを借りて チームで!
\(^o^)/