稲荷神社で見た商売のヒント

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ビジネス・マーケティング
売れる商品や、繁盛店の共通点を理解して自分のサービスへと取り入れてみませんか?

たったひとつのことを意識するだけで売上が大きく変わります。

なぜ人は初めて見た商品やサービスを受けただけで、
「早く買わせてください」
「また行きたいので予約させてください」
など懇願するまでの心に変化を起こすのでしょうか。
結論から言うと「信頼」です。

言い換えると、信頼させることができればどんなゴミ商品でも売ることができるということです。
この方法はシンプルなのに強烈な影響を与えるので悪用厳禁になります。

旅行中の体験を元に書いていきますので想像しながら、私が気づいた商売のヒントをあなたも取り入れて欲しいと思います。

先日、とある稲荷神社にお邪魔しました。

その稲荷神社は日本三代稲荷の一つで、
・家内安全
・商売繁盛
・交通安全
・縁結び
など、私たちの生活を見守るありがたいお稲荷さまが祀られています。

有名どころなので、わかる方はすぐに気づくかもしれません。


おっきな鳥居をくぐるとすぐに池があり楼門へつながる赤い橋がかかっています。

その池にはたくさんの鯉が飼育されており、ビックリするのがそのサイズ。
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あんなデカい鯉は見たことないですし、その数がすごい。
黒や金や赤、白い鯉もいますし、そしてほぼ全てがキングサイズです。



「でっか!」
と、ひとりでつぶやいていました。

頭の中では、バキ道に出てくる徳永家の鯉を思い出してました。
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地鎮したからいきなり鯉がデカくなったと書いてあります。

「醜足を力強く踏むことで土地に棲む邪気を払い、魂を土中深くに沈め込む」
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邪気が去ることで生物は安心して成長することができる。
この鯉を見てここには邪気がいないんだと確信しています。

年間300万人の参拝者が来るパワースポットは伊達ではありません。
<バキ道より画像抜粋>

楼門をくぐろうとして、ふと右を見たらなんと鯉の餌やり体験ができるんですね。

隣にいた妻もすぐに気づき「私もやりたい」と言い出しました。

鯉に餌をやると、ガポガポいって群がって来るんです。
デカいし数多いし、迫力満点で妻はとても喜んでいました。
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この餌やり体験は感動的でした。

小さいお子さまからお年寄りまで老若男女問わず、誰もが喜びます。
この体験と感動こそが、このブログで伝えたいことになります。

売れているサービスや繁盛店の共通点は、小さな感動をたくさん提供しているから信頼に変わりリピートしてもらえるんですね。

飲食店だと外観がキレイで、思わず入りたくなる店構え、
何かワクワクさせられるような期待感。
オシャレな店内に「いらっしゃいませ」の明るい声。
テーブルにつくと、かわいいメニューが用意されており、
どれを食べようか思わず迷ってしまうけど、メニューを見てるだけでも楽しい気持ちになれる興奮。

出てきた料理は、食べるのがもったいないくらい美しく、
口に入れる瞬間に美味しいとわかるくらいの衝撃。

噛んだ途端に溢れてくる素材のうまさと、滑らかな食感、
口に残る芳醇な香り。

ただただ食べるということだけに集中できる幸福感。

食事後のコーヒーが料理の味わいを、ギュッとまとめてくれる抱擁感。
お会計の時の優しい笑顔。
お店を出て感動の記念にパシャリと一枚、思い出もお土産についてくる。

こういうお店なら少々高くてもまた来たいと思いませんか?

その感動を与えるために店舗は日々努力して、日々多くのありがとうという感謝が生まれ、多くのお金が入ってきます。

「ありがとう」の数が「お金」の数というのは納得です。

いかに「ありがとう」を集めるかが、幸せなお金持ちになるための原理なんですね。

今すぐ導入したい3つのアイデア


この鯉の餌の金額と販売方法を見てください。
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鯉の餌は小分けにして袋詰めしてあり、ひとつ50円です。

鯉の餌やり体験が50円とは格安ですよね?

でも神社は損していないと思いますし、販売方法を改めて振り返るとすごいなと感動しました。

・人件費をかけることなく自動で販売している
・鯉に餌をやるという業務を感動を与えるサービスに変えている
・フロント商品を用意している

私が気づきビジネスに置き換え学んだ点はこの3点です。

・人件費をかけることなく自動で販売している

私もサービスを販売しているのですが、ココナラなどのプラットフォームの強みはサービスを作り設置しておくだけで、勝手に宣伝してくれて、勝手に売れていくという点です。
他の仕事をしていたり、食事したり、寝てても24時間売れる仕組みができています。
時間も労力もかからない、収益の自動化です。

・鯉に餌をやるという業務をサービスに変えている

普通なら人件費をかけた業務になりますが、より楽しんでもらう、より感動してもらうためのサービスです。
参拝者が感じるこんなサービスが「あったらいいな」を理解して願望を満たしています。
人に寄り添うからより良いサービスが生まれるんだと顧客の理解の重要性を感じました。
この日以来、私も日頃おこなっている業務をサービスにできないか考えだしました。

・フロント商品を用意している

私は鯉の餌代である50円を払うために財布を取り出しました。
そして感動を与えられた私は、もう財布を出しお金を払うことに抵抗が薄れています。

小さな成功、感動体験で少し信用しているからですね。

それから楼門をくぐり、お参りを済ませ参道を歩きます。

本殿は山の中腹にあり階段を登って行くのですが、数えれないくらい多くの風鈴が吊るしてあり、そよ風が吹くとたくさんの心地よい音が鳴るんですね。

本殿でお参りして、ここには奥の院がありますのでさらに進んでいきます。

奥の院へ着くまでには多くの鳥居とお社があり、毎度まいどお賽銭を入れてましたので、帰ってきた時には小銭がスッカラカンに無くなっていました。
お社の前に立つ前から無意識で財布を取り出す私がいたんですね。
「ありがとうございます」と感謝を込めてお賽銭を入れていました。

最後には授与所でありがたいお守りを「欲しい欲しい」と喜んで購入していたんです。


私はこんなに感動体験をしたのは生まれて初めてでした。

小銭がなくなるほどお参りしたことはありませんし、それほど興味もなかったからです。
喜んでお守りを買うなんて、毎年行く初詣でもしたことありません。

ただしょうがなく、なんとなく毎年買っている位しか思い入れがなかったのです。


なぜなのか今思い返すと理由が2つあり、偶然にもシンクロしてさらなる奇跡が起こったんだと考えています。

まずひとつは、
・フロント商品で成功体験していた

フロント商品での体験は感情がハイになっていたんですね。
人は感情が動く時にお金を払ってしまうものです。
そして50円というハードルの低さから思わず財布を出してしまったという行為になります。

もうお金を出すことに抵抗が薄れて、いつもより多く払ってしまうんですね。

ふたつ目は、
・数日前に「ありがとう」信仰を知った

ある動画を観て「ありがとう」という言葉には大きな力があり感謝することは、自分を愛することになりさらに力に変わるよとのことでした。

そうなんだなと半信半疑でしたが参道も険しかったためか、ふと頭によぎり、小さな無造作に作られている階段を歩くたびに「ありがとう」と呟いていました。

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驚いたことに「ありがとう」と呟くことで、不思議と色んな感謝や仕事のアイデアがドンドン湧いてきたんです。

こんな方法があるな、こんなやり方はどうだろう、どんなことが感謝や感動に変わるだろうなど。

このブログもそうです。

私の日常を擬似体験して共感していただき、セミナーで学んだことを具体的に伝えて新しい発想が出る人が一人でもいたら嬉しいという思いでした。

お賽銭を入れながらお参りして、ずっと感謝をしていました。
「ありがとうございます、生きている、生かされていることに感謝します」と言い続けました。

すると、なぜか涙が溢れ頬をつたっていました。
そして、気づいたんです。

これまでの私は、自分軸でものごとを考えていたと。
売ることに必死で、お客さまへの理解が全然足りていなかったと。


だからここまで読んでくれたあなたには私と同じ思いをして欲しくないんです。

モノを売ろうなんて思ってはいけませんし、売ってはいけないんです。

お客さまが欲しいのは商品ではないし、欲しいものしか買わないからです。
ここはすごく当たり前だけど、忘れやすいのでもう一回。

お客さまは欲しいものしか買わない。

販売者の売れてない原因の9割は無理に欲求喚起して、売るから売れないんです。
消費者はそんなにバカじゃないのに誤魔化すから余計に売れない。
欲しい人だけに売ればいいんです。

どうしても売りたければ、フェラーリくらい商品の価値を上げれば良いだけなんだとそれからずっと自分に言い聞かせています。

そして、お客さまは商品ではなく感動にお金を払います。

収入が上がる感動、生活が便利になった感動、美味しものを家族とわかち合う感動。

食べた後の美味しいという感動を提供することが販売者の役目なんです。
欲しい時にそっと商品やサービスを置いておき、ただ紹介する。

販売者の役目は、それだけです。

これが今回の旅行で強く学んだことになりますので、決してあなたは間違えないでくださいね。

冒頭にあった信頼とは、フロントエンドである小さな成功体験を多く与えて信用してもらう、そしてリピーターになってもらい継続して利用してもらえる信頼関係こそがバックエンドとなり大きなお金が入る仕組みになるということです。

あなたの商品やサービスのフロントエンド商品には、モノではなく小さな成功体験や共感は用意されていますか?

このヒントであなたの商売は大きく変わりますので、未だな方は取り入れてみてください。

まとめ

・自分のビジネスに小さな成功体験や共感を生むサービスを用意する
・小さな信用を獲得し続け信頼に変えることで大きな価値提供ができ、大きな対価(お金)に変わる
・決して売ろうとしてはいけない、欲しい人に紹介するだけ
・商品紹介であるセールスレターは信頼してもらうための価値提供の場所である
・「ありがとう」という言葉は奇跡を生む


最後に

私に起こった奇跡をお伝えして終わりたいと思います。

それは、参拝した後に偶然にネットバンクで送金をしようとした時に起こりました。

「貯金残高が増えている」

なんと、40万円の入金がありました。
臨時収入とでもいいましょうか、本当に驚きです。

よく、「この音源聴いたら臨時収入が得られる」なんてコメント欄で目にしていましたが、実際に私にも起こるなんて本当に驚きです。
奇跡としか言いようがありません。

あなたもふとしたタイミングでも構いませんので、「ありがとう」と言い続けてみると良いことがありますよ!

ぜひ、試してみてください。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

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