ちょっとDeepな、

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コラム
67歳の私の友達から聞いたお話です。

彼のおじいちゃん、なので明治生まれの方なんですが、そのおじいちゃんは当時では裕福なおうちに生まれたらしいんです。
でも、原因はよくわかりませんが、啖呵を切って家を飛び出してしまいました。
「俺は絶対このうちより裕福になってやる」と言って、どういうわけか、自分の小指を切り落とし、実家に置いてきたんです。
過激的過ぎて、驚いてしまいますよね。時代なのか、人柄なのか。

その後おじいちゃんは、一生懸命働いて、自分の言い残した言葉に恥じないように生きようと努力しました。
おじいちゃんの代では大きな財を残せなかったものの、今、私の友人の彼の代には一つの会社となり、大きな家に住み、確かにおじいちゃんの実家よりも大きな財を築き、地元では名も通るほど大きくなりました。
おじいちゃんの努力と意地の強さだと私は思います。そしてそのおじいちゃんの意思を継いできた彼のお父さんと彼のことも尊敬します。

ただ、そんなおじいちゃんが亡くなる前、それすらだいぶ昔の話ですが、体が動く最後のころには、自転車に乗って、自分が啖呵を切って出て、それ以来一度も敷居を跨ぐことのなかった実家の周りをぐるぐる回っていたそうです。

私の友人が私に伝えたかったことは”帰る家のある大切さ”
「人間死期を迎えると生まれ育った家が恋しくなるらしい」とも言っていました。

今、こんな時代で、帰省すら思うようにできませんが、実家に住んでいる人も、離れて暮らしている人も、それがそこにあるありがたみをたまには考えてみるのも大切かもしれません。

ていう、ちょっとまじめなお話をしてみました('ω')ノ
これを読んで心に何か引っかかった人は、大切な人に電話一本でもしてみては?♡

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