会計ソフトについて思うこと

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私がサラリーマンを辞めて自営業になった当初、当然のことながら確定申告の経験がなかったため、クラウドの会計ソフトを利用していました。

入力は比較的分かりやすく、入力さえすれば決算書類までほぼ自動的に作成できるため、重宝していたのですが、ある日、それまで気にしたことがなかった総勘定元帳を見ると、実際の預金残高と帳簿の預金残高とで差異が生じていることに気が付きました。

原因はクレジットカードで購入したものを、現金で出納するなど、仕訳内容が間違っていたことによるものでした。

私が利用していたクラウドの会計ソフトは、入力が簡単で、かつ決算書類の作成や確定申告データの送信も容易で大変便利なものだったのですが、その割には日々の入力等の操作で、前述のようなミスをしても、すぐにアラートを出してくれるような、親切な機能はあまりありませんでした。

しかし、時間の経過とともに「ソフトからアラートで誤りを教えてもらう」という受け身的な使い方をするよりも、入力しながら総勘定元帳等の帳簿を日々確認するなど、「能動的な利用方法でないとダメ」だと考えるようになりました。

その結果、そのクラウドでは最低価格のサブスクリプションだったものの、費用対効果の面でどうしてもメリットが感じられなくなり、二年ほど契約したものをついに解約することにしました。

その後はフリーソフトで見つけたExcel簿記を使用して決算書類を作成し、それを参照しながらe-taxの「確定申告書等作成コーナー」で入力するようにしています。

Excel簿記は本当によくできています。
ここまでよく出来ているのに、フリーなのが気の毒に思うくらいです。

今は前述のミスを教訓にして、「能動的な確認」で確定申告をするように心がけています。

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