1.より良い人生を生きるために
私は就職支援が専門ですが、ただ仕事が決まれば良いとは考えていません。
なぜなら、人生そのものを豊かで充実したものにするに働くのであり、働くために人生があるわけではないからです。
もっとシンプルに表現すると、私達は生きるために働くのであり、働くために生きているのではありません。
仕事で成功することだけを人生の目標にしていると、人生そのものに「ひずみ」が生じてしまいます。
そのため、私は人生の6つの分野を充実させることを、強くオススメしています。
私は、ライフ・キャリアデザインを提唱しています。
ライフ・キャリアデザインとは、人生を下記の6つのカテゴリーに分けて、それぞれのカテゴリーを充実させるための指標です。
仕事、人間関係、健康、趣味、財産、家庭の6つのカテゴリーをバランスよく充実させることが、人生の質を向上させるコツになります。
2.人生の6つのカテゴリー
①仕事、社会活動
このカテゴリーは、主に仕事になりますが、ボランティアや地域の活動など社会活動全般も含まれています。
やりがいのある仕事や社会活動を選ぶことが大切です。
自分の興味や関心、能力、価値観に合った職業や活動内容を選び、それを通して成長できる環境で働くこと。
自分が打ち込める仕事や活動により、誰かに喜ばれ、自分が必用とされることが実感できると、やりがいや充実感が得られます。
そして、今まで知らなかったことを学んだり、出来なかったことが出来るようになることで、成長を実感できます。
ワクワクしながら人から喜ばれ、さらに感謝されながらお金を得る。
これは「天職」といえるでしょう。
これを支援することが私の使命だと考えています。
②人間関係
①の仕事や社会活動をとおして、多くの人との出会いや関わりが生じます。
また、友人や知人との交流は、お金では得られない幸福感につながります。
目標と時間を共有し、お互いに支え合うことをとおして、成長していく。
信頼できる仲間がいることで、本当の安心感や心の安定を得ることができます。
③心身の健康:
心身が健康で始めて、仕事や社会活動、そして良好な人間関係を築くことができます。
ケガや病気は、人生を負のスパイラル=悪循環に陥るきっかけにもなりかねません。
ケガや病気で働けない⇒お金が無い⇒治療が受けられない⇒ケガや病気で働けない⇒お金が無い⇒治療が受けられない・・・・
また、心身の不調は当人だけではなく、周囲の人にも大きく影響してきます。
もし、大きなケガや病気になると、介助のために家族の時間も奪われることになりかねません。
治療ではなく、予防を重視した生活が大切。
そのため、バランスの取れた食事、運動、十分な睡眠を心掛けましょう。
④趣味や娯楽、余暇
趣味や娯楽により余暇を楽しむ時間を持つことは、日常生活を豊かにします。
音楽、アート、スポーツ、読書など、自分に合った趣味を楽しんでください。
趣味や娯楽をとおして出会いが生じ、②の人間関係のつながりもできます。
普段、会社と家の往復しかしていないと、知らないうちに視野が狭くなり、人生がつまらなくなってしまいます。
人生の質を高めるためにも、趣味や娯楽を持つことが大切です。
できれば、一人で出来る趣味と、複数の人でおこなう趣味の2種類を持つと良いですね。
⑤貯金・財産
生きるためにはお金が必用です。
そして、経済的な安定は、心の豊かなにも大きく影響してきます。
お金が無い不安は、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
本当に大切なもののために、お金を使う。
また自分で働いて得たお金だからこそ、なおさら使う喜びも大きくなります。
⑥家庭・家族
家族や家庭など、帰るところがあることは幸福感を高めます。
たとえ、あなたが独身の一人暮らしでも、自宅に帰れば色々なお気に入りグッズがあるのではないでしょうか。
自宅でくつろぐ一杯のコーヒーで、満ち足りた気分になることもあります。
また自宅だからこそ、ぐっすりと安眠できる。
パートナーの有無に関わらず、一人でくつろげる場所はとても大切です。
3.6つのカテゴリーのバランスを取ろう
この6つのカテゴリーのバランスを取ることが大切です。
そのため、私はライフ・キャリアデザインを提唱しています。
下記の6角形のバランスを整えていきましょう。
1年にひとつ目標を立てて、それに集中して取り組みます。
そして、翌年は別のカテゴリーでひとつ目標を立てて、それに取り組む。
1年間で6カテゴリーが一巡します。
短期間で一気に変えるのではなく、1年にひとつの目標に集中して取り組み、6年間で一巡する。
これを繰り返していけば、どんどん6角形が大きくなり、確実に人生の質が高まります。
あなたのライフ・キャリアデザイン作成を支援します。