転職の落とし穴!就職活動のゴールをあなたは本当に知っていますか?

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ビジネス・マーケティング

1.あなたはどこを目指すのか


就職活動のゴール設定

私はこれまで、高校生から若年者、そして中高年など、多様な世代に向けて就職や転職活動のサポートをしています。

その中で、私は時折、以下の問いを投げかけることがあります。

「就職活動のゴールって、あなたは何だと思いますか?」

「なんのために、あなたは就職活動をしているのですか?」

この問いに対して、多くの方が「就職すること」と答えます。

ところで、あなたならどのように返答しますか?



2.落とし穴に気付く


確かに、就職活動や転職活動は「就職するため」の活動になりますので、その回答は間違いではありません。

しかし、その発想では、後々トラブルになります。

それがミスマッチ就職です。

ミスマッチ就職とは、入社後に「期待していた職場と異なる」「想像していた仕事とは違う」と感じ、早期に離職することをいいます。

色々なところで、このミスマッチが問題視されており、色々と対策を講じていますが、なかなか減少していないのが実情です。

たとえば、大卒生の場合、大学内のキャリアセンター等でキャリア教育やサポートがあるにもかかわらず、入社後3年以内に離職する割合は3割を超えています。

「若者の我慢が足りない」とか「考えが甘い」といった精神的な問題ではなく、就職活動自体にも原因があると私は考えています。




3.目標設定の重要性


なにか活動するには、何事にも目標設定が大切です。

着地点やゴールが無いと、どこを目指したら良いのかわからないからです。

先程の質問に戻りますが、もし「就職すること」をゴール設定すると、どうしても「どこかの企業に内定されれば良い」「仕事が早く決まれば良い」という単純な考えになりがちです。

そのため、応募先の企業に無理やり自分を合わせるような就職活動を行うことになる。

たとえば、金融機関に就職したいと思えば、志望動機や自己アピールをネットで検索し、履歴書やエントリーシートに記入する。

次にそれを暗記して面接の練習をする。

しかし、入社するために自分を偽っているわけで、本来の自分らしさを活かしているわけではありません。

だから入社後に「こんなはずではなかった」「予想と異なる」といったギャップが生じてしまいます。



4.本当の目標設定とは


私は、就職活動の真のゴールは「長期にわたり働ける場所を見つけること」だと考えています。

この目標を持つことで、考え方が自然に変わる。

「この業界や仕事は自分に合っているのか」

「職場の雰囲気はどうだろう」

「業界や会社の将来性は」

など、より深い視点で考えるようになります。

職場の雰囲気を知りたければ、男女比率や平均年齢、平均勤続年数を参考にすることが出来ます。

また、企業を訪れて現場を見学することで、より具体的な情報を得られるでしょう。

このように目標設定によって、思考がより具体的でリアルなものに変わることで、ミスマッチを防ぐことが出来るようになります。



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