"普通"という言葉に潜む<危険> ~ コンサル日記 vol.8 ~

記事
コラム
こんにちは (^^)

今回のテーマは、
「普通」
という言葉についてです。

この言葉、多くの方が
何気なく、使っている言葉です。

とても便利な言葉ですが、
日本語の便利な言葉って、
たいてい「曖昧さ」
含まれています ^^;

そして、この「曖昧さ」
実は、どれほど、危険か・・・

今回はそんな話を
「普通」という言葉を
例に、お話しますね!

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さてさて、
「普通」を辞書で
調べてみますと・・・
・特に変わっていないこと。
・ごくありふれたものであること。
・それがあたりまえであること。
・たいてい。通常。一般に。
 ※ goo辞典より引用
と、このような感じで
説明されていました。

つまり、
比較するものがあって
成り立つ言葉、
なんですよね。

ここが、曖昧さ
生み出すモト (><)

この言葉を使う際は、
比較するものを
意識しないと、
いろいろなトラブルが
起きたりするものです。

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例をあげてみますね。

例えば、職場で部下が
プレゼン資料を
持ってきたとします。

「部長!出来ました!」

どれどれと、あなたが
チラッと見てみると、
ダラダラ書いてあって、
何が言いたいのか、
分からない・・・

そこで、つい一言。

「普通は、こう作らないよね?」

この瞬間の部下の受け取り方を
考えてみると・・・

・イメージと違うと言われた?
・指示通りじゃないと言われた?
・平均レベル以下と言われた?

などなど、様々な解釈が
生まれたりします。

その時の2人の関係性や
状況によっては、

・あなた、入社何年目なの?

くらいに受け取る場合も
あるかもしれません・・・

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もちろん、その後に、
細かいフォローはあるとは思います。

でも、そうするなら、最初から、
説明したほうがお互いのため。

今回の場合で言えば、
労いの言葉と合わせて、

「結論を簡潔に加えてほしいな」
「言いたいことを要約してほしいな」

などを伝える形ですかね。

これは、ほんの一例ですが、
そもそも、人が持っている
「定規」は千差万別

Aさんの「普通」が、
Bさんにとっては
そうではないことは
よくある話です。

よくあるというより、
それがほとんど、と言っても
乱暴でもないかと思います。

更に、この言葉ですが、
発信する側には、
とても都合のよい言葉なんですよね。

話し手の定規を提示する、
という肝心な部分を
省略できますからね。

そして、省略部分を
聞き手に委ねる・・・

これでは、
正しいコミュニケーションは
成立する訳もないのです ^^;

便利な言葉ですが、
使う時には、
こういった危険があることも
心がけたいものです (^^)

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もう1つ、ご家庭におけるシーンでも
例をあげてみます。

奥さんが旦那さんにこう言ったとします。

「普通はこうしてくれるんじゃない?」

さて、この普通、何と比較した普通でしょう?

きっと、奥さんの中にある、
"あるべき旦那像" が比較元ですよね。

でも、言われた旦那さんは、

【全国旦那選手権でランキング外!】

そんな評価を突然、下された印象を
持ってしまうかもしれません。

旦那さんに喧嘩を売ることが
目的ではない限り、
この言葉は避けたほうが無難です ^^;

お手伝いをお願いしたいシーンだとしたら、

「いい旦那さんならこうしてくれると思うな」

もっと素直に言うなら、

「こうしてくれたらうれしいな」

こんな伝え方のほうがオススメです。

余計なお互いのストレスは、
出来ることなら、
ゼロにしたいですしね (^^)

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では、最後に、
言われた側になった場合についてです。

上記の通り、個々の定規は様々です。

ですので「普通」という言葉を
必要以上にネガティブに
捉えないことが大切です!

深読みや、勘違いに気をつけて、
相手の正確な言葉や行動から
伝えたいことを受け取りましょう。

あと、決して、

「普通ってなんですか?」

という切替しは避けましょうね ^^;

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言葉の使い方は、
少し気を付けるだけで、
いろんなことが変わります。

是非、頭の片隅に
置いておいてください (^^)

ちなみに、普通という言葉、
誤解を生じない使い方は、
比較する対象を
「本人の定規でしか図れないもの」
とする場合です。

・私は普通6時に起きます
・今日の体調は普通です

こういう使い方に限っては、
トラブルを生む可能性は低いでしょう。

あなたの未来が
より明るいものに
なりますように!

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