30才から転職4回、最終的に起業した僕が思う、転職に必要な精神論

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コラム

0.始めに

この記事は有料記事の番外編です。転職を繰り返し、最終的に起業した僕の心の部分を文章にしたものです。※約5000字あります。

また、僕はライターではないので文章能力は皆無。分かり辛い表記や表現は絶対あるので、その辺のツッコミは無しでおなしゃす。

何卒ご理解とご了承をお願い申し上げます。

そして、この番外編を書こうと思ったきっかけが、友人に貰ったフィードバックでした。

購入してくれた友人からのフードバックがコチラ▼
転職したい時や転職を考えてる時って、ネット上に溢れている

”〇〇才からの転職は厳しい”

”キャリアアップの為の転職は〇〇才くらいに~”

とかそういうのばっかり読んじゃって、なかなかポジティブに転職!気軽に転職!ってできないと思うんだよね。
だからヤタさんみたいに転職歴豊富で、特に力入れて転職したわけでもない人の話は重要なんだ。

きっと勇気もらえると思う。

こういうフィードバックってめちゃめちゃやる気出ますよね。嬉しいですよね。僕も同じです。本当にありがとうございます。

それでは始めていきます。


1.初めての転職前の僕の気持ち


まず、本題に入る前に僕の転職前の当時の精神状態がどうだったかをお伝えしようと思います。

今思うと結構ぶっ飛んでて笑えます。

少々お付き合いください。

また、7年間お世話になった会社を辞めた時の気持ちを当時流行っていたmixiの日記に記してあったので、コピペでご紹介します。

―― 以下、mixi日記より抜粋 ――

退職は昨年の12月頃から考えておりました。

今年2012年は私は30歳。
一般的には人生の転機とされている年齢。
次のステージに立つには良いタイミングです。

そこで、5月に横浜にあるお店のグランドやリニューアルオープンが私の最後の業務と心に決めました。

お店のリニューアルやオープンは滅多に関われないため、本来であれば後輩たちに譲るのが先輩の役目。また私の立場でもあります。しかし最後と決めていたので自ら志願しました。

譲りたくありませんでした。

今後の私は、
おそらく、たくさん失敗するでしょう。
おそらく、たくさん弱音を吐くでしょう。
おそらく、たくさん助けてもらうでしょう。

それでも、夢だけはあきらめないで、前へ進むことだけは止めないと誓います。

それがこの会社で学んだ事のひとつでもあるから。

この報告を読んでくださっている皆様には、ご報告が遅れたことを深くお詫び申し上げます。また、このつたない文章に最後までお付き合いいただいたことに心から御礼申し上げます。



ワイ 
この会社での最終役職は課長でした。多分そのまま在籍していたら今頃部長以上にはなっていたかなぁ…なんて妄想してます。

22才から7年間も働けばやっぱり会社に愛着もあるし、仲の良かった上司や部下、取引先と離れる事の寂しさなんかもめちゃめちゃあって、やっぱり辞めるの止めようかな…なんて思いもしませんでした(笑)

#mixiの記事はいったい何だったんだ
#いや 、きっとこれはこれで本当の気持ち

というのも、やり切った感が強くて、なんだろう…スポーツで言えば引退をかけた大会が終わった感じとでもいいますか。

とにかく、寂しい的なそういう感情は一切なく、

おわったーーーーーー!!!!

という解放感しかなかったんですね。

有給も含めて完全に退社は7月末、これから夏が来る!

いや夏が始まるワクワク感が勝っていた。

なんという薄情者(笑)

職が無くなって、お金の面とか不安は無かったんですか?ってよく聞かれますが、その辺も少しお話していこうと思います。

#パチンコ店専門の派遣会社
#パチンコ店は365日営業
#だから365日 ×7年間休み無し
#形上の休日に限って事件が起きる

当時の僕の脳内はこんな感じ▼
手持ち:3万円貯金:0円
家賃:7万5千円
水道光熱費:1万円
携帯:1万円
――――――――――――――――――――――――
ふむふむ…最低10万円あれば食っていけるな。

確定している給与 :7月25日と8月25日
――――――――――――――――――――――――
ってことは、9月25日に最低10万円入るように転職すればいい。バイトでもいいし、できればパチスロで食えないかな…

というクソみたいな貧困底辺思考だったんです。ほんとに酷い。
最悪の最悪は臨床試験(治験)もあるしな。と思ってました。

さらに当時は、キャリアアップや収入アップするぞ!のような向上心なんて一切忘れて、今生きていけるだけの最低限の収入さえあれば何とかなるっしょ!
って本気で思ってました。

職種にもこだわりなんて無くって、社員でもバイトでもパチスロでも何でもいいから収入になればいい的な。

#7年間休み無し超絶ブラック業務を終えた反動です

そんなクソみたいなマインドで有給生活がはじまります。

好きな時間に起きて好きな時間に寝る。7年間、毎日鳴っていた携帯電話も嘘のように鳴らないし、メールも届かない。やっほぃ!最高やん!

なんともストレスフリーな生活かと思っていたのですが、面白いもので1週間もするとやる事が無くなってくるんですよね。

パチスロ行くにもそんなにお金あるわけじゃないし、飲みに行くにもみんな働いているからそんなに毎日バンバン予定なんか入らない。7年間✕365日働いていたところから、全くの予定ゼロの高低差はエグい。何をしていいか分からない老後のお爺ちゃん状態(笑)

暇が耐えられず悠々自適生活は7日くらいで終了したのを覚えています。
ではその後は何をしたか。

あまりにも暇だったので、転職サイトに登録しまくったんです。
転職する為に登録したわけではなく、実際転職サイトにはどのくらい求人があって、僕のキャリアはどのくらい需要あるのか知りたくなったんですね。

これが良かった。

今思うと、この行動が転職する際に壁になるであろう

『失敗したくない』『はたして転職できるのだろうか』

という心理的不安を取り除く事になったなぁと。

実際、希望職種を『営業職』にして登録してみたところ、登録初日からスカウトメールがバンバン届く届く。

これで僕は『いい会社が見つからなくても、最悪営業職なら転職できる』と思えて、選ばなければ職はいくらでもある事を確認できた。

これは僕の心をとても楽にしました。

そして営業職の中にも様々な営業形態があって、僕はゴリゴリの営業はやりたくなかった(飛び込み営業や、アポ取りから商談みたいな…)ので、ちょっと調べてみたんですよね。営業職の種類を。

・飛び込みやテレアポをガンガン行う営業
→不動産関係が多かった。あと訪問販売、人材系

・完全反響営業
→不動産関係が多かった

・ルート営業
→製造業、印刷機業、自動販売機の中身の補充なんかもルート営業

こんな感じでしょうかね。
現在、転職を考えていて、様々な転職ノウハウ本やサイトを見まくって、それでもしっくり来なくて不安な方は、是非一度、転職サイトの希望職種を『営業職』にしてみてください。

ばんばんスカウトメールがくると思います。

営業職を望んでいない方も一度営業職で登録してみてください。今なら物流も需要有るのでいいかも。きっとスカウトメールが届くはずです。

大切なのは『自分には需要がある』と確認する事なのです。

自分には需要があって、職を選ばなければ最悪食いっぱぐれは回避できる!という精神的安定は絶大です。

結果的に転職をうまくいかせるポイントになります。



2.一回目の転職は練習だ

というように思考を変えると、案外一回で転職がうまくいったりします。
先ほどもお話した通り、転職活動は精神的安定(精神的余裕)がめちゃめちゃ大切だと僕は思っています。

たぶんこの記事を読んでいるみなさんも『んなこたぁ分かってるよ!』なんて思ってて、『それがうまくできれば悩んでねぇんだよ』なんて思っていそうなので、ここで少し安心材料を。

現在僕は、会社経営側にいて人材の募集をする側をしていますが、日々、様々な転職サイトの営業マンさんと情報交換をしています。

そこで見えてくるのは、転職希望者の思い違いです。

どういうことか。

古くから日本では石の上にも3年みたいな格言や、一つの会社で定年まで勤めあげるという、会社に対しての忠実さが美徳とされてきました。そして令和の現代においてもそれは根強く意識に刷り込まれています。

そしてその意識が比較的強いのが、転職希望者だったりするのです。

実は僕もそうでしたが、
『転職歴がある=すぐ辞めると思われて採用に不利にならないか…』
という恐怖が心のどこかにあって、不安の最初に来るのがこの感情でした。

もちろん企業側もできれば長く続けてほしいと思っています。

しかし生き方の多様性が認められてきた現代において、一人の人生の全てを縛り付けておく事は不可能だと企業側は分かっています。

あとガチの不況による社員雇用のリスクの高さ。あのトヨタでさえ終身雇用の時代は終わったと明言しています。

なので、実は企業側はあなたの転職歴はあまり気にしていません。気にしているのはあなたがちゃんとした大人かどうかなのです。

気になるのはあなたの仕事の取り組み方や人間性であって、例えば

・責任のある立場にいたのか
・任せられた仕事はやり切ることが出来たのか
・解決や創造を一つでもできていたのか
・モメめずに辞められたのか
・昔の職場の仲間とは今も関係性を保てているのか
・アナタについていきたいという後輩や部下はいたのか

などなので、転職歴が多いのはもはや気にもなりません。

実は、あなたの方が転職歴があると採用に不利になるのでは?と気にし過ぎているのかもしれません。

『ちゃんとした大人かどうか』については、他でたくさんの方々が綴っていますので、ここでは割愛します。

表題でもあるとおり、一回目の転職は練習で取り組んでみてください。何事も初めての経験は緊張するもの。しかし上記の事を知っていれば、初回を練習として取り組むことも難しくないと思います。

一回転職の成功体験をしてしまえば心に余裕ができるのでこっちのもの。
本気を出すのは2回目にしましょう!

あっと!言うのを忘れました。

練習とはどこまでのことを言うのか。ずばり『内定』を貰うところまでです。内定をもらったら辞退(メール一本で辞退できます)して、第2回目に進んでいきましょう(笑)

ちなみに僕なら3ヶ月くらい働いてみます。働いてみないと分からないこともあるので、お試しで入社しちゃいます。あっ!ここええやん!てなったらラッキー的な。

#実際働いてみたら自分にフィットする環境の場合もある
#逆に募集要項と違い過ぎて合わない場合もある


3.まとめ

いかがでしたでしょうか?少しは気が楽になりましたかね?
何が言いたいかというと、転職活動はもっと肩の力を抜いて取り組んでもいいんじゃね?という事です。

大丈夫!何とかなるさ!という希望的観測では無く、しっかりと下調べと情報を得て、一回目の内定を取るまでは練習として取り組むことで、

『大丈夫、転職はできる』『何回転職しても大丈夫』

と、自分で動いて創りだした成功体験を元に実感できるのです。

人は自分の成功体験が一番腹落ちする事は皆さんもお分かりでしょ?
企業側もアイツすぐ辞めやがって!なんて思いません。てかそんな暇ありません。

研修してくれた先輩社員くらいですよ、そう思うの。それも3日経てば忘れます。あなたもそうでしょ?新人さんがすぐ辞めても、特にそこまで何も感じませんよね?そんなもんです。

せっかく採用してくれた会社に申し訳ないなんて思わなくてもいいんてす。会社はほんとに何とも思ってないですよマジで。

僕は1回目の転職でそれが実感できました。

だから2回目も3回目もサクサクと転職チャレンジできた。

転職を繰り返して得るものも大きくて、3回目の転職先で僕はうちの社長と出会い、起業に至りました。

転職を繰り返したおかげで人生を劇的に好転させる出会いがあったのです。

#ここ大事
#もしかしたらあなたも素敵な出会いにより 、起業できちゃうかも。

転職はあなたの人生を決めるもの。でも一発で最高の職場を見つけようと思わず、5回目くらいで見つかればいっか。くらい肩の力を抜いて取り組む方が、案外うまくいきます!とあなたにお伝えしときます。

転職を否定する勢力に負けないで!

過去の風習にとらわれないで!

僕は転職するあなたを応援しています!

それでは今回はこのへんで。

最後まで読んでくれてありがとう!

またね!
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