心理学クライマックス法・アンチクライマックス法

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今回は「心理学の説得」です。

心理学において、説得には2種類あります。
結論を後に話す「クライマックス法」
結論を先に話す「アンチクライマックス法」
この2種類です。

「クライマックス法」~~それで、結論としましては
「アンチクライマックス法」まず、結論から言いますと
一般的には、相手の興味が強い時には、「クライマックス法」
興味が弱い時には、「アンチクライマックス法」が有利と言われています。

テレアポでは、どうでしょうか?
「アンチクライマックス法」が有利です。
テレアポでは、相手の顔が見えません。ほとんどが初めての電話です。
相手の方が電話を切ったら、そこで終わりです。
通常、最初の約30秒は話を聞いてくれます。
テレアポは、この間に用件を言って話を続けなければいけないので、
最初に結論から話さなければいけません。

これを例えば、何かプレゼンのように、データや論理を延々と話し、
最後に結論を言うような方法では、相手は最後まで付き合ってくれません。
電話は途中で切られます。

ただし、「アンチクライマックス法」では、
最初の用件が相手の必要ないものだった場合、
そこで終わってしまうという弱点があります。
ガチャ切り 電話を切られてしまうのがそれです。
面談での商談でしたら、結論を先に延ばしても、
その間の会話の内容に興味を持つ、
説得されるという事があるかもしれませんが、
テレアポは一発勝負です。
逆の意味では、この最初のハードルを超えてしまえば、
その後の会話はスムーズに進みます。

または、100%受け入れられなかったとしても、話が続けられれば、
「YES-BUT方式」や「第三者の影響力」を使って話をする事ができ、
アポイントへつなげる事もできます。

この場合の話のつなげ方として「フット・イン・ザ・ドア」という
説得のテクニックがあります。

フット・イン・ザ・ドアとは、ドアの中に一歩踏み込みという意味です。
例えば
「今後の参考として、話を聞いていただくだけでいいですから」
というような、簡単な説得で相手にYESと言わせ、
その後で本題の依頼をする方法です。
本来断られてしまうような事でも、段階的に話す事で
受け入れられる可能性が高まります。
人は自分の行動に統一性を持たせようとします。
最初の説得にYESと言った事で、無意識に、
自分はこういう依頼を引き受ける人物なのだという自己イメージを作ってしまい。
次の依頼に対して、断ると、自分の行動に矛盾ができて、
断りにくくなってしまう。
難しい依頼を相手にする時は、受け入れやすい内容から話していくが重要です。

この説得方法は、街中で行われている「アンケート商法」で使われています。
まず、簡単なアンケートに答えて下さい。とお願いに来ます。
しかし、実際にアンケートに答えると、実はエステや教材等の販売だったりする、
というパターンに使われています。
簡単なアンケートのつもりが・・・

テレアポでは、最初の30秒で勝負が決まります。
この短い間に集中する事です。

ダメだったら、次 とすぐに切りかえる事です。
1件・1件の電話に悩んでいても、アポは取れません。
必ず、あなたの話を聞いてくれる方はいます。

テレアポはその出会いを探す作業です。

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