名作 砂の器

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コラム
 先日、たまたま付けたテレビで「砂の器」の一シーンが流れてました。急にやみくもに全編を観たくなり、メルカリでDVDを購入しました。ちなみにVHSのビデオはあるのです。古っ!

 私は映画には全然詳しくありませんが、鑑賞した数少ない邦画の中で、これはベスト3に入るものです。

 羽後亀田駅。朴訥な秋田の景色から物語は始まりますが、ここの地は事件には関係ありませんでした。

 やがて次々に謎が解き明かされていく緊迫感。そして、、、、

 ピアノ協奏曲「宿命」が演奏されるコンサートの様子と同時進行で、春夏秋冬の抒情的な風景の中、父と子の放浪の旅が続いていきます。一人でパソコンの画面を見つめながら、溢れる涙を抑えることが出来ませんでした。

 刑事役の丹波哲郎の表情、いいですね。職業柄、罪を許さない正義感の裏側で、人間の持つ「業」への悲しみ、切なさ。

 この映画の全編に流れるテーマ曲「宿命」が一日中ぐるぐると頭の中で渦巻いていました。
 親と子の宿命、か。
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