位相について【1/2】

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音声・音楽
どうも、キャプテンです。
動物占いは「チーター」でした。

「チータ」と聞いて水前寺清子が頭に浮かんだあなたは立派な昭和生まれですね!

2回目ということで今回のお話はレコーディングやミックスの前段階の大事な部分についてお話できればと。

「位相」という言葉をご存知でしょうか?

空気から伝わる音をマイクなどで拾って録音すると波形という形で確認することができます。

この波形には「+」の正位相と「-」の逆位相があり、
この二つが「同じ力」「同じタイミング」で
再生されるとお互いが打ち消しあって音が聞こえなくなります。

よく耳にするのはドラムのスネアのトップマイクとボトムマイクでのケースがありますね。

スティックで上から叩くとエネルギーは下へと伝わりボトムマイクは「正位相」の音を受け取ります。
叩かれた太鼓の反射した音のエネルギーは上へと向かいトップマイクは「逆位相」の音で受け取ります。

ミックスの時どちらかのトラックの位相を反転してミックスします

エレキベースのレコーディングでも位相の打ち消しが発生することがあって
よくあるケースなのですが
ライン録音とベースアンプをマイク録音で混ぜて録音したい場合
キャビネットに立てたマイクとスピーカーの距離でベースアンプ側の音が若干ズレてしまいますので
位相が合わないという問題が起こります。

ですからDAW上で【ライン録音のトラック】と【ベースアンプのトラック】の波形を手動でキッチリ合わせてやることで解消することができます。
今はBIAS AMPみたいなアンプシュミ等で音つくりするのが主流なので需要があるかわからないけどついでに書いてみました。

さてさて、まだあるんですがかなり長くなっちゃうんで残りは次回に掲載したいと思います。

次回はドラムだけでなくギターアンプのチャンネルやエフェクターでも「逆位相」で再生される場合のお話をしたいと思います。

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