そもそもの始まり

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デザイン・イラスト
自分の中の一番古い記憶の1つに、絵を描いている場面があります。
ただ、紙に描いているのではなく家の箪笥の扉に、なのですが。古い記憶なのは確かなのですが、一体幾つの頃の記憶なのかは分かりません。ただ家具に落書きをするくらいなので、相当幼い頃なのだと思います。

子供の頃から絵を描くのが好きでした。勿論、外で走り回ったりテレビゲームをしたり、着せ替え人形で遊んだりすることも好きでしたが、一番地味に地道に続いていた遊びはお絵かきです。そして今も、それはあまり変わりません。

中学、高校と年齢が上がっていくにつれ、遊びの幅はどんどん狭まっていき、最終的にはほとんど家で絵を描いて過ごすようになりました。毎日毎晩、寝ても覚めても絵を描いていた気がします。そしてその甲斐あってか、地元の芸術系の大学へ進学することができました。ただ、大学では一枚も絵を描くことなく、ひたすらものを作ることに没頭していましたが、家に帰れば夜更けまで絵を描く生活でした。

ただ、この場合の『絵を描く』というのは決して大作を時間をかけて完成させるとか、様々な画材でいろんなモチーフを描く、というようなことではありません。ただただ、クロッキー帳に鉛筆やシャープペンシルで楽描きをするのみ。完成度などは全く無視で、ただペンの向くまま気の向くままに描き殴っていただけ。息抜き、暇つぶし、生活の一部。そんな感じになっていました。

そして現在も、子供の頃のような頻度ではなくなりましたが、時々無性に描きたくなってはクロッキー帳に描き殴っています。クロッキー帳(マルマンのクロッキー帳SM-02)は冊数を重ね、自室には約200冊程が眠っています。きっと、これからも少しづつ増えていくのだと思います。毎日のように描いていたそれらはほとんど日記なので、無下にもできないのです。他にもバラのものが眠っていますので、自室にある物の2割ほどは自分で描いた絵だと思います。まー、捨てられなくて困ります。


そんな根っからのアナログ派だった私が、なぜパソコンで絵を作るようになったかは、次回書きたいと思います。

今日の一枚は、最近描いた巷で人気のアマビエさんです。
1日も早い事態終息を願って。


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