シエルちゃんとゆにちゃんと紅ちゃん④

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コラム

自信を無くし気味のゆにちゃんとえのき一筋シエルちゃん再び

この頃8月の中旬なのもあり、
霊障その他悪いものの対応でゆにちゃんとシエルちゃんが
色々頑張っていました。
シエルちゃんも手伝った事で疲労していて

その事でシエルちゃんが謝って来ました。
「ごめんね。僕みやちゃんの癒しが出来ないの」

ゆにちゃん達と一緒にいるので少しずつは陽気が
補給されるのでパワーも戻るのですが
数日間だけ癒やしが出来ないのだそうです。

私が「そうなんだ・・私はいいんだけど・・大丈夫?
疲れているならシエルちゃんの疲れを取るのに
近くの緑の木さんの所に行って癒して貰わないでいいの?」
と聞くと、

どうも近くの緑の木さんよりも家の側の慣れている
森の木さんの所で
癒やしてもらいたいようで
まだゆにちゃんの家の近くの緑の木さんに
癒やしをもらっていないようでした。

帰ってくればいくらでも癒やしはもらえますが
それでも一緒にいたいらしく
「僕・・ゆにお兄ちゃんと紅ちゃんと一緒にいたいの」と
話していました。
よほど今の所が気に入っているようです。
楽しそうにしていて霊退治も
ゆにちゃん達がついているので大丈夫そうなので安心しました。

同時に距離が離れていても癒しをしていたんだと驚きました。
シエルちゃんがパワーがあるから出来るのかも知れません。

(前回の黒鉄ちゃんの時の事も考えると
バランスは上手く取れていないようでした。
霊退治と同時に行っていますのでそれも仕方ない事かと)

ゆにちゃん達と遊んでいる時間を無くしたくないようなので
いつまでいられるか分からないのですし
シエルちゃんの好きなようにしてもらいたいと思いました。

数日後
買い物に行ったのですが森を通ると 森の木さん達に
質問攻めにあいました。
「シエルちゃんまだ帰らないの?」
「なんで??」
「みやちゃん、シエルちゃんに何かしたの??」
「いつ帰って来るの?」 
「シエルちゃんが帰らないと寂しい」とにぎやかでした。

スーパーでえのきを買いました。

森の木さん達がとても寂しそうなので
もうシエルちゃんも元気になってきているので

えのき料理を作れば森の木さんの所にも行くと
思ったからです。
買って来たらシエルちゃんが 「えのき~今日作るの?」と
早速聞いてきました。

分かりやすい行動に思わず笑顔になりました。
「明日だよ。今日はもう決まっているの」と言うと
「え~えのき~なんで今日食べないの~」と口を尖らせて
文句を言っています。

Aさんのお家で売り切れで食べられなかったので
早く食べたいみたいです。
その翌日にまた声をかけてきて
今日作るので楽しみにしているようでした。

「やっきそばっ♪やっきそばっ、美味しい焼きそば~」と
前日から焼きそばをアピールしてました。
最初はそばじゃないのがいいと言っていたのに
はまってますね(*^▽^*)


その日「えのき~えのき早く食べたいっ」
シエルちゃんは相変わらずのえのき一直線で帰って来ました。

この日はゆにちゃんと紅ちゃんもやってきました。
ゆにちゃんは来た途端に
「それがしは森の木の所に行ってくるでござる」と
言ってきました。

「えっ?あとでシエルちゃんと紅ちゃんと
行けばいいんじゃない?」 と言うと
「ふむっそれがしは森で一人で無心になる時間を作るのである。
シエルちゃん(殿)より それがしは弱いのである。
もっと強くなりたいのでシエルちゃん(殿)の
ずっといたパワーのある森でエネルギーを吸収したいでござる。
年上なのに年下のシエルちゃん(殿)よりも弱いのは武士として
恥ずかしいで ござるよ」と話していました。

「そうなんだ・・じゃあ先に森に行っているのね」
「そうでござる。
それがし、森で新たな道を切り開くのでござる・・
うん!それがし、かっこいい!!」
そう言いながら森に行ってしまいました。

森の木さんがゆにちゃんに話しかけている声が聞こえました。
「シエルちゃんはいないの?」
「ゆにちゃんだけなの?」
「なんでシエルちゃんを連れて来てくれないの?」
「ううむっ。シエルちゃん(殿)は後で来るでござるよ」
「なんで今来ないの?」
「ゆにちゃんだけなのはなんで?」
質問攻めにされて困っているようで無心どころではない様子でした。

ゆにちゃんは霊を撃退するのをシエルちゃんに手伝ってもらったので
自分は弱いと思って強くなりたいようですね。

紅ちゃんは
「シエルちゃんの好きなえのきってこれなの?どんな味?」
(自分の家でもえのきは出ていましたが私の作ったえのきが
特別の味で美味しいのかと思っていたようです)

そう言うので味見してみました。
「えのき・・僕には甘くないの・・
シスコーンの方が美味しいよ」 とあんまり好きじゃなさそうです。
「シスコーンはねっ、甘くて美味しいんだよ!」と
その味を思い出したのかうれしそうに話しています。
「シエルちゃんはえのきが甘いって言うけど
シスコーンはどう思うの?」そう私が聞くと
シエルちゃんは
「シスコーンは僕には甘すぎるのっ。
お菓子の甘さは僕はあんまり好きじゃないの。
えのきは甘さがちょうどいいんだよ!」 と
こぶしを握りえのきの美味しさを熱く語りました。

そこで紅ちゃんが「え~えのきって甘くないよ~」 と
不満な顔で口を尖らせながら反論しました。

それぞれの好みの甘さがあるようで、
その後紅ちゃんはえのきに興味を無くし
「僕はあんまり面白くないからここにはもう来ないの。
みやちゃんがお家が面白くないって思っているから
シエルちゃんもここにいた時に
お家では無く森の木さんの所に 行っているんだと思うの。
みやちゃんがお家を面白いと 思わないとダメなんだよ」 と
紅ちゃんに意外な指摘されました。

確かに住みづらいという思いから快適な住み心地だとは
思っていませんが紅ちゃんの視点は興味深いです。
紅ちゃんは大人しく シエルちゃんが焼きそばに満足するまで
一緒にいましたが、
その後森の木さんの所に 挨拶しに共に去っていきました。

その後ゆにちゃん達のお母さんは
「紅ちゃんが、失礼なことをすみませんでした。 m(_ _)m
紅ちゃんは、時たまズバリ。と冷静なので驚くこともあります。
ゆにちゃんは、強くなっても、強くなりたい!と
高みを目指しそうですね^_^
森の木々さんに責められるゆにちゃんも面白いですね✴︎
木々さん達のシエルちゃん愛は深いですね〜」

と話されていました。

今住んでいる場所は引っ越してきてから霊障にあいまくっていたので
それが解決して収まっていてもいまだに住んでいるのが嫌で
そういう思いが紅ちゃんの指摘に 繋がるのだと・・。
紅ちゃんがお母さんに「ダメでしょって言われた」と言っていました。
「そうなの?」とかえって質問されてしまいました。
ゆにちゃんの影響か紅ちゃんは以前よりはっきりと意見を
言うようになって来ていました。
以前は大人しくて人見知りならぬ、龍見知りだったので随分成長して
来たなぁと思いました。


※次回から少し話の雰囲気が変わりますので
その前の事はこちらにまとめました。
またゆにちゃんはそれがし、拙者とこの時期はどちらも
使っていました。かっこいい方を決めかねてました。
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