【痩せたい方必見】正しい油の摂り方

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美容・ファッション
参考文献:白澤卓二『あなたを生かす油 ダメにする油』、ゆうきゆう『マンガでわかる糖質制限』

■第1章 油は肥満の原因?

・カロリーの差
まず、糖質と脂質のカロリーの差は以下の通りです。
糖質4kcal/g
脂質9kcal/g

1gあたりのカロリーは脂質の方が多いですが、実際に体の余分な脂肪を作っているのは、実は糖質なのです。

糖質は体内で消化されるとブドウ糖となり、エネルギーとして細胞に取り込まれ、余ったブドウ糖は中性脂肪として体内に蓄積されます。

また、中性脂肪にもならないブドウ糖は細胞を糖化させます。
細胞が糖化するとブドウ糖を細胞に取りこめなくなります。

・糖尿病の原因は糖質
アメリカでは、食生活指針という国の施策で
1980年に低脂肪食を推奨し、油を控えて炭水化物を増やす食生活へ見直しました。
しかし、その施策によって糖尿病患者は2011年には3倍以上になりました。

また、日本の厚生労働省「国民健康・栄養調査」では
1997年から糖尿病の可能性がある人を推計したところ、
ずっと上がり続け、2012年にやっと減少しはじめました。
1997年:1370万人
2012年:2050万人

つまり、糖尿病の原因は脂質ではなく、糖質だと考えられます。

・現代人は糖質を摂り過ぎる
進化学的に考えると、現代人は糖質を摂り過ぎる傾向にあります。

現代人の摂取エネルギーは以下の通りです。
「平成25年国民健康・栄養調査」
炭水化物:59.3%
油(脂質):25.9%
タンパク質:14.8%

一方、原始時代の摂取エネルギーは、以下のように考えられています。
炭水化物:5%
油(脂質):20%
タンパク質:75%

原始人が米を作るまでは、主に狩りで食糧を確保していたため、安定して糖質を捕獲することは難しいものでした。
主な食事は魚、肉、木の実などのタンパク質、油でした。
また、常に食事ができるとは限らないため
進化の過程で、体に脂肪を蓄え、そこからエネルギーを生み出す仕組みとなりました。

これが脂肪をためるようになった経緯です。

人間が誕生してから、現代のように常に糖質が確保できる時代になるまで、進化という長いスパンで考えると短く、体が大量の糖質に対応できているとは考えられません。

・糖質を摂らないとイライラする?
これは、体の慣れの問題だと考えられます。
食後に血糖値が上がり、血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれると
血液中のブドウ糖が少なくなります。
これを脳が「ブドウ糖が少ない」と錯覚し、糖分を摂取したくなるのです。
ここで糖分を摂取してしまうと、「糖分を摂ることは快楽に繋がる」と脳が学習し、糖質がやめられなくなります。

糖質を日ごろからあまりとらないようにすると、体が慣れるので、あまり糖質を欲さなくなります。

・糖質を摂らないと体に力が入らなかったり、ボーっとしたりする?
第2章で紹介しますが、エネルギーとなる物質は、ブドウ糖の他にケトン体というものがあります。
ブドウ糖が足りない場合、食べた油からケトン体を生成したり
体内の脂肪からケトン体を生成したりできるので、糖質は取らなくても問題ありません。(ただし、低血糖症のリスクはあるので、完全になくすことはお勧めしません。)

例えば、リーンゲインズダイエットはこれを利用しています。
空腹時間を長くすることで、危機状態となった体は体脂肪からエネルギーを生成し、痩せることができます。
睡眠時間を含め、男性は16時間、女性は12-14時間の断食を推奨します。
女性はホルモンバランスを考慮にいれるため、断食時間は男性より短めです。
※子供は胃が小さいため、子供のリーンゲインズダイエットは非推奨

糖質を摂っていたのを、急に摂らなくなってボーっとするのは慣れの問題か、単なる栄養不足の問題だと考えられます。
例えば、朝食を食べ続けていたのを、たまに朝食を抜きにすると頭がボーっとなりますが、2週間ほど朝食を抜き続けると、体が慣れてきます。
これは実体験済みです。

・油を摂ると動脈硬化が起きる?
動脈硬化のそもそもの原因は糖質なので、問題ないです。

動脈硬化が起きる原因は以下の通りです。
1.血液中のブドウ糖が血管を傷つける
2.LDLコレステロールが、傷ついた血管を直す
3.コレステロール量が多すぎると、血液が固くなり、これが進むと動脈硬化が起きる
動脈硬化の直接の原因はコレステロールではなく、血管を傷つけるブドウ糖であったり、LDLコレステロール量が多過ぎたりすることによるものです。
糖質を摂らなければ、そもそも血管を傷つけることがなくなるので、動脈硬化の心配はありません。

■第2章 油で健康になる

・脂溶性であるビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKと一緒に油を摂ると、吸収効率が上がります。
なので、油と一緒に野菜を食べるとよいでしょう。
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