「地獄日和」

記事
小説



展示用_edited.jpg

【ピザ職人】



4歳の時の父親の休日出勤
一緒に仕事場に行き色々見てたけど
昼になると飽きてしまって
側にあるお祖母ちゃん家に行った。


そしてお祖母ちゃんと
交通公園と言う所に行って
ゴーカードに乗って遊び
疲れたので家に戻ってくる。


その後おれは
父親の仕事が終り迎えに来るまで
まだ少し時間があったから
玄関前で遊ぶ事にした。


この時の遊びは
三輪車をひっくり返しペダルを回し
空回りしてる前輪のタイヤに
砂を上からかけて遊んだ。
(´∀`*)ウフフ


この遊びをしてる時俺は
何故か「お弁当屋さん~」と言って
何度も何度も上から砂をたらし
砂をまき散らしす遊びをしてた。


なぜこれがお弁当屋さんだったかは
テレビで見たイタリアのピザ職人が
ピザ生地を回し上からチーズをかけ
美味しそうなピザを作ってたから。
(∩´∀`)∩ワーイ


その大道芸みたいな作り方に俺は
凄く感動してしまって
タイヤが回ってる所に砂をかければ
なんとなくピザ職人の技に見えた。



〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓





【地獄の入り口】



そんな遊びをしてた時
すぐ近くの壁に囲まれた場所があり
その壁から悪臭がしててきて
ふと見たら大きな穴が開いてた。

この広場は
当時旭電化跡地と言われてて
石鹸工場の排水で土壌が汚染され
真っ黒な土の大地が広る場所。

現在は
汚染された土の上に普通の土を盛り
尾久野原公園というとても綺麗な
大きな広場に生まれ変わってる。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

以前お祖母ちゃんに
凄く長距離にわたって
コンクリートの壁があるから
壁の向側に何があるか聞いてみた。

するとおばあちゃんは
「この壁の向こう側には
怖い地獄が広がってるから
絶対入っちゃダメ!」と言われた。

確かに空いた穴の向こう側には
真っ黒な土の広場が広がってて
まさに地獄の入り口の様な気がし
近くに行くと吸い込まれそう。

しかしその穴に2人の男子が来て
穴の先をじろじろ見ながら
何か相談してるようで
どうも中に入ろうとしてるらしい。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ



〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓





【地獄の臭い】



それを見た俺は
「まさかあの地獄に入っていき
悪魔退治するきか」と思い
男子2人の行動をじっと見てた。


すると案の定2人とも
空いた穴から入っていき
まるで地獄に吸い込まれるように
姿が見えなくなってしまう。


その後しばらくすると
2人の男子がせき込みながら
走ってその穴から出てきて
「くさすぎ!」と言ってた。


それを見た俺は
とりあえず中に入っても
出てこれる事が解ったので
是非中に入ってみたくなった!


そして穴のそばに行くと
風向きによって悪臭がしてきて
何とか耐えられそうな匂いだから
早速中に入ってみた。


中に入ったとたん
もの凄い悪臭がしてきて
とても耐えきれない悪臭だから
思わず穴から飛び出てしまう!


その後怖くなって急いで帰り
お祖母ちゃんにこの事を話すと
「あれが地獄の臭いだよ」と言い
怖なってもう絶対近づかなった。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す