17 星

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占い
大アルカナの17番目、星のカードです。
対応する星座は水瓶座になります。

中央にいる女性は一糸まとわぬ姿です。自分を作る事、良く見せようという事もなく、本心でいる事を示しています。
両手の瓶から、水を注いでいます。水は感情、無意識を意味しています。右手の瓶は池の水へ注がれており、感情、無意識がたまっていく事を、左手の瓶からは大地に注がれ、現実的、五感的な感性を意味します。五条に流れている水は、五感を意味しているとも言われます。
大地に流れているのは、感情や無意識を現実の形にしていると言えます。
ただし、足が池の中に入っていないことは、意識と無意識がまだ完全には融合していない事を意味しています。
頭上には7つの白い星とその中で一際強く輝く大きな星があります。
白い7つの星は、肉眼で見えていた星(月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星)を意味し、大きな星はそのどれでもない、新しい星を意味しています。
背景にいる鳥はトキと言われ、エジプトでは知恵の神、時の番人とも言われます。彼は夜明けの始まりを示しているのです。また、時は片足で立つ姿から、集中をも意味します。目標の達成には集中が必要とも言えます。

水瓶座も社会性や現状を理解したう上で、更によりよく、公共の福祉を視野に入れ改革を起こす星です。ここまで大げさでなくとも、自分の個性を発揮するとも言えます。この現状に満足せず、新たな希望を見出し、行動する点が、星のカードとの一致と言えるでしょう。

ポジティブな意味としては、希望や目標の設定、それに向かう努力です。実は、このカード自体は「希望がある」というだけで、それに伴う努力そのものの意味はあまりありません。その希望を叶える為には自身の努力が必要となるカードです。
その為、ネガティブな意味ですと、自信が無く努力が続かなかったり、他の事(白い星)にばかり目が行き、自分の目標(大きい星)に集中できない、という形になります。

このカードが出たとき、希望は必ずある事を意味します。そこに至れるかどうかは自分の問題になってきます。苦しい時にこそ、星は輝くのです。
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