5 法王

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大アルカナの5番目、法王についてです。
対応する星座は、牡牛座になります。
法王が左手に持つものは教皇十字とも言われ、彼が真に法王である事を示します。
背後にある二本の柱は、女教皇を彷彿とさせます。彼は女教皇の時にあった霊的な意思としっかりとした知識を携えている事を意味します。それらが灰色である事は、その教えを現実にしている、試練として与えている事を表します。
彼は手前にいる二人の司祭に教えを説いています。
これは道徳や規則、法律を伝えていると言います。特に、先述した女教皇の知識も含まれていると考えられます。
よって、彼の説く道徳や規則とは、その単純な言葉だけでなく、その背後にある精神性や象徴性、本質を伝えているのです。彼の長衣は、その精神性を特に強調しているとも言えます。
対応している牡牛座は、その教えの本質そのものは不変であるという事、受け取った知識や教えを曲げずに素直にそのまま受け取るという形で発揮されると思われます。特に、生命の樹では知恵(コクマー)と慈悲(ケセド)を繋ぐ位置にあり、知恵や知識を素直に自分に落とし込むと言えそうです。

ポジティブな意味としてはルールや規則の遵守、現状維持という意味です。
それらがネガティブになると、視野が狭まる、頑固、人の話を聞かない、などというように現れます。

法を守り、現状維持をすることは大事です。しかし、時代は変わり、その時代に合わせた法も必要になってきます。その中でも忘れてはいけないものは何か、ルールの本質は何か、そのことをこのカードが問いかけているのかもしれません。
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