最近、Type-Cが普及しつつありますね。普及しつつある背景かどうかはわかりませんが、先日EUでスマートフォン端子をType-Cに統一する法案が可決されました。これはスマートフォン買い替えの度に充電ケーブルが必要となり、大量のゴミが発生していることが発端のようです。EU圏だけで年間16.6kg/人だとか。
当初、独自規格の「Lightning」を採用していたAppleはイノベーションを停滞させるものだと反発していましたが、最近のApple製品では「Lightning」から「Type-C」へ移行しているように思えます。(EU規制に賛同したのか、別の意図があるのかはよくわかりませんが。)
伝送規格やコネクタの種類、給電規格まで煩雑化してますね。ここで一つ一つ整理していこうと思います。先ずは伝送規格から。
USB 2.0は長年に渡って使い続けているので、みなさん馴染みが深いのでは、と思います。USB 3.xあたりからわけわからなくなってきているのでは?何が違うのか?一番分かり易い伝送スピードの違いから説明します。
USB1.0/1.1 Low Speed : 1.5Mbps
Full Speed : 12Mbps
※ターゲットデバイスはマウスやキーボード等
※現在は1.1規格は2.0に統一されている
USB 2.0 High Speed : 480Mbps
※ターゲットデバイスは、スキャナ、デジカメ、プリンタ、USBメモリ等
※USB 2.0で爆発的にPC周辺機器として普及が進む
USB 3.0 5Gbps
※ターゲットデバイスはHDD/SSD等の大容量化されたストレージ製品
USB 3.1 Gen1 : 5Gbps
Gen2 : 10Gbps
※USB 3.0の5GbpsをGen1とし、Gen2の10Gbpsが追加される
USB 3.2 Gen1 : 5Gbps
Gen2 : 10Gbps
Gen1 x2 : 10Gbps
Gen2 x2 : 20Gbps
※USB 3.1に2レーンモード(x2)が追加される
USB4 : 別枠で説明予定
まとめ
x2: 2レーンモード