こちらは以前の記事をもう少し掘り下げたものになります。
前回の記事を要約すると、
・瞬間的に売れることも大事だけど、続けることはもっと大事だよ
・ルール違反を犯しちゃいけないよ
・メンタル面にも気をつけようね
という内容でした。
今回はそのなかのルール違反について、もうちょっと詳しく。
みなさん、ココナラ通信12月号はもう読まれましたか?
出品者にとって役立つことが載ってあるので、軽く目を通すのもいいかもしれません。
今回そのなかで目についたのは、「直近の違反内容」について。
ココナラの利用規約に違反したものの割合が詳しく記載されています。
最も多いのは景品表示法違反。
具体的には
・効果に関する断定表現や誇大表現を記載する行為
・事実確認をすることができないと判断される実績を記載する行為
・期間や限定数を明示することなく、値下げや限定価格を謳う行為
とされています。
分かりやすく言うと実際のものよりオーバーに表現したらアカンでということ。
出品者として自分のサービスをアピールしたい気持ちから、規約をよく確認せずに行ってしまうこともあるかもしれません。
しかし私が気になったのは、2番めに多い「当社の利用規約違反」と、3番めの「ココナラ外への連絡誘導」。
その例のなかには、直接会う内容の提供・依頼をする行為というものが含まれています。
ここは電話相談をする者として、本当に気をつけなければなりません。
電話相談は、相手の気持ちに寄り添ったり、親身に悩み相談を受けたり、ときには明るく雑談したり……と、相手とのコミュニケーションがお仕事です。
だから最初はそんな気持ちがなくても、いつの間にか相手との距離が縮まっているということは、よくあります。
それは私自身も例外ではありません。
せっかくこんなに気が合う人と出会えたのに、ココナラという枠組みの関係だけで終わってしまっていいのだろうか、とか。
どこか外で関係を結べないだろうか、とか。
いつの間にか相談をする側・受ける側という関係以上に発展しそうになることは、人間である以上、避けられません(もちろんダメですよ)。
そしてそれを行動に移してしまうと、違反のひとつである「直接会う内容の提供・依頼をする行為」に当てはまってしまい、問答無用の退場を余儀なくされます。
トークルームやダイレクトメッセージの欄に注意書きがデカデカと強調されているのは、それをさせないためです。
他にも外部に誘導する理由はいくつか考えられます。
お客様側から持ちかけられるパターンがそれ。
たとえば「LINE交換してくれたら君だけに電話かけ続けるから」という誘い文句とか。
外部で会うメリットを提示して、なんとかして出品者を口説き落としたい……というのも、お客様側の心理のひとつ。
そして他に考えられるのが、出品者側から持ちかける場合。
電話相談は1分100円からとなっていますが、そのうちの数割が手数料として引かれてしまいます。
これを避けるため、出品者側がお客様に対し、直接に関係を結ぼうとすることは十分にあり得ます。
「ここじゃなくて、LINEで相談乗ってあげてもいいよ」
「そのほうがそっちも支払う額が安くてすむし」(建前)
「僕ももらえる額が増えるし」(本音)
ということは容易に想像できます。
そしてどの場合でも利用規約違反の一発アウト。
親しくなった末のことなのか、お客様からの誘いなのか、出品者から持ちかけるのか。
他にもいろんな可能性はあるでしょう。
でもやっぱりそこは、プロとして守らなければいけません。
私も3年間の間に、いろんなことがありました。
真剣に相談に乗ることもあれば、タメ口で話せるくらい、信頼を得たこともあります。
逆に親身になりすぎて、お客様とケンカしてしまったことも。
そしてそのあと、また仲直りしたり。
本当に沢山のことがありました。
それでも私は、ただの一度も「外部で連絡を取る」ことをしたことがありません。
ただの一度も。
バレないようにやろうと思えば方法はありますが、それもしていません。
ゆらぎそうになる気持ちは、全て突っぱねてきました。
ちょっと冷たいかもしれませんが、それが私のプロとしての自慢です。
ココナラの中で出会い、ココナラの中で別れる。
それが自分の鉄の掟。
それに、一度外部誘導をしてしまうと、あとがとてもややこしくなります。
相手と関係がもつれたとき、相手から通報される恐れがあるからです。
そうならないためには、相手を怒らせないよう、刺激しないよう、ずっと顔色を伺わなければなりません。
ルール違反を犯した弱みを握られているわけですからね。
いっときの感情でルールを破れば、そのあと大きな代償を支払うことに。
それはよくないんじゃないかなー。
しっかりルールを守ったなかでやっているほうが、よほど楽しくお仕事できるんじゃないかなー。
そんなふうに思います。
一期一会がココナラの醍醐味です。
長い人生のなかで一瞬だけ、どこかの誰かと関わる。
それの繰り返しです。
だから面白い……と思うんですけどね。
なんにせよ、ルールはしっかり守らなアカンで!
というお話でした。