ココナラ電話相談をやってみた話⑮

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コラム

こちらは「ココナラ電話相談をやってみた話⑭」の続きになります。
前回の記事はこちら。





ココナラ電話相談をやってみた話
15.いちばん

お客様からお電話をいただくうえで、ランキングは重要な要素です。

上昇すると、目に見えて電話がかかる頻度が増えてきます。

再びランキングが50位付近になった私のもとへは、新規のお客様が一定数、お越しくださいました。

前回は経験不足から手応えを感じられませんでしたが、そのときの反省と、その後の数ヶ月の経験から、ある程度うまく対応できるようになっていました。

新規のお客様のすべてがリピーターさんになってくださったわけではありませんでしたが、そのうちの何割かは、高い頻度でお電話をくださるように。

このときがココナラ電話相談のなかで、一番忙しい時期でした。

お電話を多数いただき、本当に息つく暇もないほどに。

仕事を終えて急いで帰宅し、用事を済ませて19時ごろから待機を開始すると、すぐに電話が。

お客様ひとりあたりの通話時間は長く、当時のシステム上の限界である3時間いっぱいまで通話することも。

それが終わると次のお客様と、また同じように2、3時間。

1人のお客様との最長通話時間は9時間でした。

フラフラになりながら、寝てしまわないように歩きまわったり、こっそり筋トレしながらお話をお聞きしていたものです。

通話しているときに他のお客様からダイレクトメッセージで「今の人の次、空いてますか?」とお問い合わせいただくこともありました。

こちらが電話待機していなければ、同様にダイレクトメッセージから「今から話せませんか?」と来ることも。

夜から深夜、朝方まで通話しっぱなしの日々が続き、精神的にも肉体的にも、かなり疲労が溜まっていたことを覚えています。

それでも私は、休もうとは一切考えませんでした。

それは私が、まったく結果が出なかった初心者時代のことを思い出していたからです。

私よりあとに出品を始めて、私より先にプラチナランクになった人。

最初から誰かのコンサルを受けており、準備万端でスタートし、当然のようにプラチナランクになった人。

いつも忙しそうに、でも充実していそうに見える先輩方。

「すごいなあ……自分もチャンスがあればな……」

そんなことを、ずっと、ずっと思っていました。

ようやくその機会が回ってきたんだ。

だったら、ぶっ倒れるまでがんばろう。

絶対にお客様からの電話は全部受け切る。

絶対に。

そんな気持ちだけで動いていました。

そんなある日のこと、お客様との通話で、こんな一言が。

「あかつきさん、1位になってるよ!」

私はなんのことかわからず、「え?なにが?」と素っ頓狂な返事。

「ランキング!1位になってるよ」

そう言われ、パソコンの画面から愚痴聞き・話し相手のおすすめ順ランキングをチェックすると、たしかに自分が一番上に表示されていたのでした。

忙しくて全然チェックできてなかった。

私は「お客様のおかげです!ありがとうございます」と返事し、ちょっと嬉しかったので、画面のスクリーンショットを記念に撮っておきました。

ココナラのおすすめ順ランキングの変動は激しく、私が時間をおいてもう一度見てみたときには、もう先輩に追い抜かれていました。

それでも私にとっては十分すぎるほど。

「一度でも1位になったことがある」という事実だけで、お腹いっぱい。

これ以上を望むつもりは、まったくありませんでした。

もともと、私の目標は月に5万円程度の収入を得ることでしたしね。
ランキングはその指標に過ぎません。

多忙な11月と12月を乗り越えた結果、それぞれひと月あたりの手取りは50万円ほどに。

これが私の、ココナラ収入の最高額となりました。

2021年12月31日で、初めてココナラと出会ってちょうど1年。
(ココナラを知ったのが2020年12月31日、出品スタートが1月4日)

この間の自分の道筋をブログにまとめて投稿し、2021年の締めくくりとしたのでした。

とてもしんどかったけど、とても楽しい1年でした。


あとがきはこちら。

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