ココナラ電話相談をやってみた話⑭

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コラム

こちらは「ココナラ電話相談をやってみた話⑬」の続きになります。
前回の記事はこちら。





ココナラ電話相談をやってみた話
14.再浮上

ある日、私のところにめずらしい相談が寄せられました。

それは「ココナラで売れるためにどうすればいいか困っている」というもの。

当時の私はまだ初心者向けのコンサルをしたことがなく、また、そのようなサービスも出品していませんでした。

しかし一応はプラチナランクの端くれでしたし、「どんなことでもお聞きします」と掲げてもいました。

相談といえば相談なのは確か。

とはいえ、自分が培ってきたノウハウを相手に渡すことは、ライバルを増やすことにもつながります。

正直に告白します。

「肝心な部分は教えないでおこうかな……」と魔が差したのは事実です。

しかしそのお客様は出品者を志しているだけあって会話スキルが高く、私を褒めたり、おだてたりしてくれました。

「えー!あかつきさんすごーい!」「かっこいい!」みたいな。

それに気を良くした私は、気づけば自分が培ったノウハウを洗いざらい、すべて教えてしまっていたのでした。

うーん、我ながらチョロい。

でも言い訳すると、男というものは女性から褒められることに弱いのです。

そしてその出品者さんは、いつの間にか当時の私のランキングを抜き去っていたのでした。

それどころか、もっと上位に。

あっぱれ。

もちろん私が教えたことがすべての要因というわけではありません。

もとからその人には人としての魅力があり、「あとはそれをどう活かすか」という道筋だけがわからない……という状況だったのだと思います。

私はそれを少し、当時の知識でサポートしただけ。

それにしても、ついつい応援したくなる人柄ってありますよね……と、それはさておき。

そのとき私は「初心者さんを手助けするのも仕事の一つではないか」と思えるようになりました。

今までは愚痴聞き・雑談と、メンタルに関連する相談が自分の武器でした。

しかし逆に言えば、それだけしかなかったのも事実。

ここにコンサルが加われば、もうひとつ選択肢が増えることになります。

「出品者の相談に乗る出品者」というのは、悪くないように思えたのです。

そこで私は初心者向けのコンサルを、電話サービスとして出品することにしました。

これがある程度の支持を得たことと、少しずつリピーター様が増えてきたことも相まって、月の収入は多いときで10万円を超えるようになりました。

それに伴い、ランキングも再浮上。

再び50位あたりに近づくことができました。

秋が終わりに近づく、10月ごろのことでした。



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