ココナラ電話相談をやってみた話⑧

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コラム

こちらは「ココナラ電話相談をやってみた話⑦」の続きになります。
前回の記事はこちら。





ココナラ電話相談をやってみた話
8.あきらめない

最もお客様が来やすいのは、平日の20時~24時あたりです。

しかしその時間帯は売れっ子の先輩出品者たちが待機しているため、お客様はそちらへ流れていきます。

ランキングにおいてパッとしない位置におり、なおかつ何の実績もない私の元へお客様がお越しになることは、まずありません。

そこで私は競争の激しいゴールデンタイムではなく、先輩方が寝静まった深夜帯を狙うことにしました。

先輩方がいなくなる代わりにお客様の数も減ってしまいますが、勝率のないゴールデンタイムで戦うより、よほどマシだろうと思ってのことです。

夜の20時ごろから待機を開始し、眠くなる深夜2時ごろからは布団に入り、寝ながら電話待機。

もしお客様がきてスマホが鳴ったら起きて対応しようと考えました。

しかしこれは、なかなかに無謀な作戦でもあります。

私は平日朝から勤務を開始する会社員なので、朝には起きなければなりません。

仮に深夜の3時、4時にお客様がお越しになったら、そこから通話を開始することになるので、最悪の場合、ほとんど睡眠をとれずに出社しなければならない可能性があります。

それでも私は、「ある程度の実績を積み重ねるまでは深夜待機する」という選択をしました。

理由は2つ。

1つ目は「諦めるにしても、まずは自分の適正を試してから」との考えからでした。

何度かお客様と会話してみて「こりゃダメだ、自分には全然向いてないや」と思えるのなら、諦めがつくというものです。

でも、一度もお客様と会話すらせずに諦めることはできない。

せめて一度くらいバッターボックスに立って、どうせなら全力で三振してから、「よし!もうええわ!」と潔く諦めたい。

だからココナラを続けるにしても諦めるにしても、まずはお客様にお越しいただいてから……という考え。

2つ目はココナラ電話相談が「自分の人生を変えてくれるかもしれない」という可能性を感じていたからです。

今までの「会社に行ってお給料をもらう」という生活から、「ネットの世界で働く」という生き方への、変化のきっかけを与えてくれるのではないか。

現実世界では大した実績のない私でも、この世界でなら、なにかできるのではないか。

その可能性を、手放したくない。

だから実績を積むまでは、絶対に諦めない。

たとえ睡眠時間を削っても。

たとえ命を削っても。

絶対に、絶対に諦めない。

そんな気持ちを抱いていました。

変なところで頑固な私は、そういった考えから、数ヶ月に及ぶ深夜待機を始めたのでした。



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