こちらは「ココナラ電話相談をやってみた話④」の続きになります。
前回の記事はこちら。
ココナラ電話相談をやってみた話
5.二つの欠点
愚痴聞きカテゴリのおすすめ順、男性のなかで1位の出品者さんは、素晴らしい方でした。
しかしそれと同時に、一つの思いが胸をよぎりました。
「あの人に並ぶことはできなくても、足元、ギリギリつま先くらいなら、いつか届くんじゃないか」
私の目標は1位になることではなく、あくまで副業として月に3~5万円程度を稼ぐこと。
1位の人がどれだけ稼げているかはわからないけれど、ちょっとした副収入程度なら、なんとかなるのではないか。
あの人が100点満点だとしたら、自分は60点、いや50点でいい。
「なんとかなるんじゃ……?」
しかしその淡い期待は、すぐに粉砕されることになりました。
まずは市場視察。
愚痴聞き・話し相手というジャンルにおいて、先輩方はどんなプロフィールを書いているのか。
商品サービスの文章・サムネイルは、アピールポイントは、アイコンはどんなものか。
丸パクリは絶対にいけませんが、全体の傾向を把握し、おおよその"しきたり"や法則を理解する必要があります。
あらかた調べていくと、自分の致命的な欠点が明らかになりました。
それも2つ。
1つ目は「自分には武器がない」ということ。
社会人として重要な役職に就いたことはないし、これまでに成し遂げてきたことも、大してない。
恋愛を沢山してきたわけでもないし、関西弁であること意外、これといった個性もない。
学業の成績も、まあ人並み。
他の人と比べて「私はここがすごいんです!」とアピールできるポイントが、さっぱり見当たらなかったのでした。
そして2つ目。
そもそも自分をアピールすることに強烈な苦手意識があること。
日本では古来より謙遜が美徳とされています。
褒められたら「いえいえ、そんな……」「とんでもありません」と反射的に返答するように、子供の頃から刷り込まれています。
親を見て、周囲の大人を見て、社会人になったら先輩を見て、いつの間にかそれが当然であるかのように理解しています。
教育や習慣とは恐ろしいものです。
今までそんなふうに過ごしてきたものだから、「私はすごいんですよ!」とアピールしようとすると、心のなかで強烈なブレーキがかかってしまう。
もともと大したアピールポイントもないのに、そのなかで無理やり自分をアピールしようとすると、それすらもできなくなる。
結果、プロフィールも商品サービスページも、書けることがほとんどない。
男性のなかで1位の人を100点とするなら、自分は50点?
とんでもない。
10点もないじゃないか。
パート⑥はこちら。